こんにちは!
りくガジェのりくぴいです(@rikupii_gadget)。
今回は、Ankerの高コスパ防水Bluetoothスピーカー SoundCore 2 と Soundcore 3 を実機で徹底比較します。
どちらも“価格以上の満足度”が魅力で、手軽に心地よいBGMを流したい人にピッタリな2台。
- SoundCore 2:2台ペアリングで、あふれるようなステレオの広がり
- Soundcore 3:深い低音とキレのある高音で音楽をグッと楽しく
しかし、同じ「コンパクト×防水」でも、“音のキャラクター”はまったく別物。
この記事では、実際に使い込んだ体験をベースに、違いと選び方をわかりやすく解説します。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓
まず結論。SoundCore 2とSoundcore 3どちらがオススメか

実際に使い込んでみて、ステレオサウンドを楽しみたいならSoundCore 2、より高音質で音楽を堪能したいならSoundcore 3がおすすめです。
SoundCore 2は2017年6月発売の約8年前のモデル。
一方、Soundcore 3は2020年12月発売で、もうすぐ5年を迎えます(2025年8月時点)。通常は新モデル登場で旧モデルが廃盤になりますが、それぞれ異なる強みを持っているため、今も販売が続けられています。
SoundCore 2は2台ペアリングによるステレオ再生が可能で広がりのあるサウンドを楽しめます。
Soundcore 3は音質面で進化しており、低音・高音がしっかりしたワンランク上の仕上がりです。

どちらもコンパクトスピーカー特有のこもりは多少あるものの、サイズ以上にしっかり響くサウンドを実現。
さらにセール時にはSoundCore 2が約3,990円、Soundcore 3が約4,990円で購入でき、音質に対するコスパも非常に優れています。
そのため、ステレオ再生を重視するならSoundCore 2、音質を重視するならSoundcore 3と、自分の使い方に合わせて選べば間違いありません。
スペック比較!SoundCore 2とSoundcore 3の基本性能
SoundCore 2とサウンドコア
型番・発売日・カラーバリエーション

SoundCore 2は2017年6月発売、Soundcore 3は2020年12月発売で、いずれも決して新商品ではありませんが、どちらも超ロングセラーとして販売が続いています。
SoundCore 2(型式:A3105〜)
SoundCore 2はベーシックカラーに加え、パステルトーンのアイスブルーやペールトーンのライトブラウンなど、個性的なカラーも揃っており、色のバリエーションでは優勢です。
中でもホワイトとライトブラウンは、価格以上の高級感を感じさせる色合いで、他ブランドの同価格帯スピーカーと比べても質感の良さが際立ちます。
Soundcore 3(型式:A3117〜)
一方、Soundcore 3はレッドを除き、落ち着いた色合いが中心で、どんな雰囲気にも合わせやすいカラー展開が特徴です。
個人的にはもう少しライトカラーもあれば嬉しいかなという印象。
サイズ・重量・デザイン比較


写真では分かりにくいものの、実際に持ち比べてみるとSoundcore 3のほうがひと回り大きく、約80g重くなっています。

これは、重低音を強化するためです。
重低音は一般的にスピーカーの筐体サイズや内部容量に大きく依存するもの。
SoundCore 2ではやや物足りなかった低音域も、Soundcore 3ではスピーカーサイズの拡大によって大幅に改善され、より迫力あるサウンドを楽しめるようになりました。

とはいえ、あくまで比較すれば大きいだけで、Soundcore 3も十分にコンパクト。持ち運びのしやすさは健在。

SoundCore 2のデザインは、メッシュ部に大きくあしらわれたANKERロゴがブランド感をしっかりと主張し、フォントもおしゃれな印象です。
一方、Soundcore 3はメッシュ部が透過し、奥のドライバーユニットが見える仕様になっています。
高音域の伸びをクリアに鳴らすチタンドライバーを採用しているため、その存在を意図的に見せているのかもしれませんが、ロゴは小さく控えめに配置されており、全体的に非常にシンプルなデザインです。

SoundCore 2

Soundcore 3
本体背面のデザインは、SoundCore 2が大きめの「ANKER」ロゴでブランド感を強調。
一方、Soundcore 3は小文字の「soundcore」ロゴをあしらい、よりシンプルな印象になっています。
SoundCore 2の方がカジュアルライクな印象です。
付属品・操作部・端子
付属品

付属品は、USB-Cケーブル、取扱い説明書が共通で、Soundcore 3にはそれに加えてハンドストラップも付属されています。
操作部

上面の操作部にあるボタンレイアウトは、ボタンデザインがやや異なるものの、両モデルとも共通で、基本的な操作が可能。
タッチ感はしっかりと押しごたえのあるタイプで押し間違えはしにくいです。

SoundCore 2

Soundcore 3
端子部には、両モデルで大きな違いがあります。
SoundCore 2は、AUX入力端子と充電用のUSB-C端子を備え、さらに端子部を水から保護する防水キャップを装備。
Soundcore 3ではAUX入力端子が廃止され、USB-C端子のみのシンプルなレイアウトに変更されました。
防水キャップはありませんが、USB-C端子は水に濡れても問題ない防水設計です。
ただし、充電時に水分が残っているとショートや故障の原因となるため、必ず端子をしっかり乾かしてから充電してください。

SoundCore 2にはストラップホールがありませんが、Soundcore 3には搭載されており、持ち運びがさらに便利になっています。
音質の違い
音質については、両モデルに大きな違いがあります。
高音・低音・お風呂での聞こえ方について以下で説明します。
高音
SoundCore 2の音質は全体的にナチュラルで、高音も耳障りなく自然に鳴る印象です。高音の伸びや粒立ちといった際立った特徴はありませんが、バランスの取れた聴きやすさがあります。

また、SoundCore 2にはSoundcoreアプリによるイコライザーカスタムが非対応のため、iPhone側のサウンドイコライザーで調整を試しましたが、個人的には「オフ」が最も自然に聴こえました。
一方、Soundcore 3は高音の抜けが良く、クリアな響きが特徴です。

これはドライバーにチタンを採用しているためで、SoundCore 2と比べて高音域がしっかりと前に出ます。

さらにSoundcoreアプリによるイコライザーカスタムを使って高音域の周波数レベルを上げると、輪郭のはっきりした高音をより楽しめます。
耳当たりのよい柔らかな高音はSoundCore 2、抜けるような鮮やかな高音はSoundcore 3と、サウンドの特性は明確に異なります。
好みは分かれますが、Soundcore 3のスピーカーとしての進化は十分に感じられます。
低音

低音に関しては、Soundcore 3が圧倒的に深く響くのが特徴。
これは、出力がSoundCore 2の12Wから16Wへ向上したことに加え、スピーカーサイズが拡大したためで、スピーカーの筐体容量が大きいほど低音はしっかり乗るため、この差が音質に直結しています。

さらに、Soundcoreアプリの「BASS UP」機能も低音の迫力を引き出すのに一役買っています。EDMなど低音重視のジャンルを楽しみたいなら、個人的にはSoundcore 3をおすすめします。
一方、SoundCore 2も低音が乏しいわけではありません。サイズに見合った量感のある低音を鳴らし、先述の高音とのバランスも良好で、長時間聴いても耳疲れしにくいのが魅力です。
口コミの中には「SoundCore 2の方が音が好み」という声もあり、実際に聴き比べてみても納得できる部分があります。BGM用途で使うのであれば、むしろちょうど良い低音だと感じました。
お風呂での聞こえ方

お風呂で両モデルを使ってみました。
どちらもスマホ単体のスピーカーとは比べものにならないほどの臨場感があります。
低音・高音がしっかり効いたSoundcore 3は、音楽視聴時にお風呂の残響も加わり、まるでカラオケルームのような響き方に。思わず歌いたくなってしまいます。
一方、SoundCore 2は音のバランスが良く、とくに中音域がナチュラル。動画のセリフも明瞭に聞き取れます。
ちなみにSoundcore 3は、サウンドイコライザーで設定を調整すれば、SoundCore 2に近い音質にもできるため、音楽も動画もこなせる万能型という印象です。
SoundCore 2は2台ペアリング対応

SoundCore 2は2台ペアリングによるステレオ再生が可能で、左右スピーカーの音の分離感をしっかり感じられます。これが、今でも高い人気を保っている理由のひとつです。
単体でも十分満足できる音質ですが、2台ペアリングしてステレオサウンドにすると、圧倒的に音の広がりが向上します。
しかもセール時なら1台3,990円前後で手に入ります。
2本そろえても1万円以下。
この価格で得られる満足度は、想像以上です。
2台ペアリングの手順

取扱説明書の手順はやや簡略化されているため、初めての方はもう少し詳しい説明があると安心かもしれません。
スマホなどのデバイスがSoundCore 2とペアリングされていないことを確認(ペアリング済みの場合は解除)
- 2台のSoundCore 2の電源を入れる
- 2台のBluetooth接続ボタンを同時に3〜4秒以上押す
- 両スピーカーから接続完了の音が鳴ればOK
- デバイスとSoundCore 2をペアリングする
注意点としては、まれにペアリングに失敗することがあるため、その場合は②からやり直してください。
一度ペアリングに成功すれば、次回からは電源ONで自動接続されますが、まれに解除されている場合もあります。その際は再設定が必要です。
防水性の違い

SoundCore 2、Soundcore 3ともに防水性能はIPX7。
これは「一時的(30分以内)に水深1mまで水没しても内部に浸水しない」と定義されており、日常生活での使用には十分な防水レベルです。
私はキッチンやお風呂、夏はインテックスプールでも使用していますが、万が一プールに落下しても安心して使えるのが魅力です。
スマホのスピーカーは水がかかると音がこもりがちですが、両モデルは水に濡れても変わらず音を鳴らし続けてくれます。
まとめ
今回、SoundCore 2とSoundcore 3を実際に使い比べて、その特徴や違いをレビューしました。
- ステレオ再生やコスパ重視なら → SoundCore 2
- 高音質や低音の迫力重視なら → Soundcore 3
どちらもIPX7防水対応で、屋外やお風呂、プールなど幅広いシーンで活躍します。
価格帯も手頃で、セール時にはさらにお得に手に入るのも嬉しいポイント。
最終的には「どう使いたいか」で選ぶのがベストです。
コンパクトスピーカーを検討中の方は、ぜひ今回の比較を参考に、自分のスタイルに合った一台を見つけてみてくださいね。

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