【2025年最新】Secretlab TITAN Evoレビュー|2年使ってわかった座り心地・耐久性・後悔しない選び方

Secretlab TITAN Evoレビュー記事のキャッチアイ画像

この記事はSecretlab様より製品をご提供いただき製品をご提供いただきましたが、これまで10脚以上のゲーミングチェアを組み立て・使用してきた経験をもとに、公平かつ正直な視点でレビューしています。

こんにちは!


りくぴいです。@rikupii_gadget

「椅子にここまで求めていいんですか?」

──そんな常識を打ち砕く、安定感と機能美を兼ね備えたチェア。

それが、私が2年愛用している「Secretlab TITAN Evo」です。

ゲーミングチェアにはブランドごとにこだわりがありますが、なかでもSecretlab TITAN Evoは、圧倒的な作業姿勢と集中力を生み出す、まさに“座る武器”。

しかも設計者は元プロゲーマー

「勝つための姿勢」が、このチェアのすべてに詰まっています。

もちろん、「座り心地が硬い」という口コミも見かけます。

でも、長く使って初めてわかる『硬さの正体』とは?

それでは早速、Secretlab TITAN Evoのリアルな魅力と実力を徹底レビューしていきましょう!


動画でもわかりやすくレビューしています↓↓

もくじ

Secretlab TITAN Evoの基本スペック・バリエーションまとめ

Secretlab TITAN Evoの基本スペックとバリエーションをまとめた図。左側にはゲーミングチェアの正面図が描かれ、右側には推奨身長・体重、張地、座面の傾き角度、キャスター、アームレスト、リクライニング機構など、技術仕様が詳細に日本語で記載されている。

Secretlab公式サイトより引用

スクロールできます
Secretlab TITAN Evo
サイズSRXL
椅子の高さ
(最大)
134cm137cm144.5cm
背もたれ
長さ
82cm85cm89cm
背もたれ
肩幅
51cm53cm56cm
左右肘掛け幅62~70cm66~74cm69.5~77.5cm
座面奥行き48cm49cm50cm
シートベース幅
(サイド含む)
53cm56cm58cm
ホイールベース
直径
70cm70cm80cm
ガスピストンヘビーデューティ
クラス4
ヘビーデューティ
クラス4
ヘビーデューティ
クラス4
推奨身長~169cm170~169cm181~205cm
商品重量33.5kg34.5kg37.5kg
最大負荷130kg130kg180kg
保証5年保証※(損傷除く)
価格74,500円~
Secretlab
公式サイト
公式サイトで見る
保証は基本3年。延長保証プログラム加入すると最長5年に延長可能。

Secretlab TITAN Evoは、S・M・Lの3サイズ展開。・レザー&ファブリック

Secretlab TITAN Evoのゲーミングチェアが、シンプルでスタイリッシュなデスク環境に設置されている。ブラックのレザーレット張地のチェアがデスクの前に配置され、デスク上にはモニター、キーボード、観葉植物などが並んでいる。

プレミアムレザーレット

Secretlab TITAN Evoのファブリック張地モデルが、シンプルで落ち着いた雰囲気のワークスペースに設置されている。グレーのチェアが中央に置かれ、背後には黒のデスクとモニター、ノートパソコン、小物が整然と配置されている。

ファブリック

張地も、レザー調の「プレミアムレザーレット」と、柔らかな手触りの「ファブリック」から選べます。

Secretlab TITAN Evoのさまざまなカラーバリエーションとデザインモデルを紹介する一覧画像。左側にはサイズ・張地・カラー・チェアタイプの絞り込みフィルターがあり、右側にはLilith、Inarius、K/DA POP/STARS、ロイヤル、ステルス、ブラック、クラシック、アッシュなどの異なるデザインのチェアが8種類表示されている。

Secretlab公式サイトより引用

そして注目なのが、ゲーミングチェアブランドのなかでも屈指のデザインの豊富さなんですね

オリジナルモデルに加え、VALORANTモンスターハンターなど、人気ゲームとのコラボモデルも多数展開。

デザインとサイズをすべて組み合わせると、なんと70種類以上

Secretlab TITAN Evo XLサイズのゲーミングチェア『Monster Hunter リオレウス』モデル。背もたれに赤いリオレウスのエンブレムがデザインされており、張地はSecretlab NEO™ ハイブリッドレザーレットを採用。
Secretlab TITAN Evo Rサイズのゲーミングチェア『オートモビリ・ランボルギーニ デラックス ヴェルデセルヴァンス エディション』。黒地にグリーンのアクセントが入り、ランボルギーニのロゴが背もたれに刺繍されている。張地はSecretlab NEO™ ハイブリッドレザーレット。

シンプルで高級感のあるチェアが欲しい人も、「推しゲー」の世界観にどっぷり浸りたい人も──誰もが“これだ!”と感じる1脚に出会えるラインナップです。

Secretlabのロゴ画像。黒い背景に白い三角形のシンボルロゴと『SECRET LAB』の文字が配置され、下部には公式ウェブサイトのURL『www.secretlab.co』が記載されている。

さらに、このチェアを手がけているのは、Secretlabの創設者であり、元プロゲーマーでもあるIan Ang氏とAlaric Choo氏。

自身のゲーミング体験をもとに、「ゲーミングチェアの理想」を追求し、すべての製品は自社のR&D(研究開発)センターで徹底的にテストを行っています。

プロゲーマーの視点から設計された『勝つためのチェア』だといえますね。

Secretlabは日本での販売開始こそ2020年と比較的新しいものの、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなど世界50カ国以上で展開されており、累計100万台以上の販売実績を持つグローバルブランドです。

Secretlab TITAN Evoの組み立て!箱を開けた瞬間からこだわりがすごい

私はこれまで10台以上のゲーミングチェアを組み立ててきましたが、Secretlab TITAN Evoは“開封の瞬間”から特別です。

ベージュのシャツを着た人物が、Secretlabゲーミングチェアの組み立て手順が記載された大型のガイドポスターを両手で持っている。ポスターには番号順のイラスト付きで15ステップの組み立て方法が記載されている。

まず驚かされるのが、規格外の超特大サイズの説明書

「まずこれを見てから始めてね」という、ブランドの本気度が伝わってきます。

Secretlab TITAN Evoの梱包内容を4つの項目に分けて紹介する画像。緩衝材、キャスター、アームレスト、ヘッドレストがそれぞれの写真付きで表示されており、安全かつ丁寧に梱包されている様子がわかる。

さらに、パーツひとつひとつが専用梱包で個別に保護されており、まるで精密機器のような扱い
 
工具ですらガジェットのような存在感を放ち、
握りやすいT型グリップに加えて、ビット交換もスマートにできる設計

組み立ての段階から、製品としての完成度の高さを実感できます。

Secretlab TITAN Evoの組み立てポイントを紹介する図解。左は背もたれ固定スライドレールの様子、右はマグネット式CloudSwap交換システムの取り付けシーン。下部に『組立時間は約30分が目安です』との説明つき。

Secretlab TITAN Evoは、「背もたれ固定リクライニングレール」を採用しており、背もたれを手で支える必要がないため、座面と背もたれの連結作業が圧倒的にラクになります。

さらに、マグネット式のサイドカバーや磁石タイプのメモリーフォームヘッドピローも採用されており、これらも組み立てやすさに大きく貢献。

以下では、Secretlab TITAN Evoの組み立て手順を写真付きで詳しくご紹介します。

STEP
段ボールの開封
梱包段ボール写真

Secretlab TITAN Evoの梱包段ボールサイズは、83.5cm (長さ) x 71cm (幅) x 38cm (高さ)。

重量は33.5kgとかなり重いです。

2階で組み立てる際には段ボールを開封してパーツごと運搬したほうが、安全かつラクに運べます。

STEP
パーツのチェック
組立ガイドの大きさ写真

組み立てガイドを参考にパーツが揃っているか確認しましょう。

なお、組み立てガイドは日本専用品になっており、シンプルかつ非常に大きくて見やすいものです。

りくぴい

セロハンテープで壁に貼ると見やすい!

STEP
ホイールベースの組み立て
ホイールベースの組み立て写真

ホイールベースにキャスターを差し込みます。

床・ホイールベースの傷防止に同梱されている発泡シートを敷いてください。

キャスターをすべて取り付けたら、ホイールベースを反対にしてピストンを差し込みます。

スリーブをピストンの上にかぶせたら、安全な場所に移動してください(誤って踏むと転倒の危険があるため)

STEP
背もたれと座面の連結
背もたれと座面の連結ポイント写真

背もたれに固定されているボルトを付属のドライバーを使用して4本外し、座面左側のリクライニングブラケットを後ろ側に倒しておきましょう。

左ブラケットがサイドウイングに干渉した写真

理由は前側に倒すと、サイドウイングに左側ブラケットが干渉してしまうため。

レールスライド図

背もたれ右側のブラケットを、背もたれ固定レールにスライドさせながら装着します。

背もたれは手で支えなくても自立しているので、落ち着いて作業ができますね。

さきほど取り外したボルトを2本仮締めします。

ネジ山精度の高さ説明図解

製造過程でボルト穴に張地が嚙みこんでいたり、ネジ精度が悪かったりして仮締めが『固い』ゲーミングチェアもあります。

Secretlab TITAN Evoについては、ネジ穴もキレイかつネジ精度もよいので仮締めに力が必要ありませんでした。

左ブラケットの締付写真

左のリクライニングブラケットを押し上げたら、背もたれの穴に合わせてネジを締めこみます。

左側はボルトを完全に締めてください。

最後に仮締めした右側のボルトを完全に締めこんだらOKです。

STEP
マグネットサイドカバーの取り付け
マグネットサイドカバーの取り付け写真

サイドカバーはマグネット固定式になっており、取り付けにはボルトは不要です。

サイドカバーをピタッとくっつけるだけで完了。

STEP
セーフティータブの取り外し
セーフティータブの取り外し写真

チェアの組み立て時に注意すべき点は「背もたれ取り付け前のリクライニング操作」です。

リクライニング金具が倒れる勢いが強くケガにつながる恐れがあるほか、元に戻すのにかなりの力が必要になります(筆者経験済)。

Secretlab TITAN Evoには不意のリクライニング操作を防ぐためセーフティータブが装備されています。

付属のドライバーを使用して、セーフティータブの赤いネジを回して取り外しましょう。

STEP
チルト機構の取り付け
チルト機構の取り付け写真

チェアをひっくり返して座面裏が見える状態にします。

チルト機構に「高さ調整チルトレバーハンドル」・「チルトロックレバーハンドル」を差し込みます。

「チルトロックレバーハンドル」はレバー根本にある赤いリング同士を合わせてください。

残りの「高さ調整チルトレバーハンドル」を取り付ければOKです。

座面裏に取り付け図が貼ってあり、取り付けには迷いません。

チルト機構のボルト取り付け写真

チルト裏に取り付け図にしたがい、チルト機構を付属のボルトで仮締めしてください。

すべての仮締めが終わったら4本のボルトを完全に締めつけます。

STEP
ホイールベースの取り付け
ホイールベースの取り付け写真

組み立てておいたホイールベースをチルト機構に差し込みましょう。

ホイールベースをしっかりと持ち、慎重にチェアを立たせます。

STEP
アームレストトップの取り付け
アームレストトップの取り付け写真

アームレストトップは『マグネット式CloudSwap™ 交換システム』の採用により、ピタッとくっつけるだけでOKです。

STEP
ヘッドレストの取り付け
ヘッドレストの取り付け写真

一般的なゲーミングチェアの組み立てにはヘッドレスト・ランバーサポートのゴムバンド固定作業があり、これが地味に面倒くさかったりします。

Secretlab TITAN Evoは『磁石メモリーフォームヘッドピロー』を採用。

ヘッドレストを背もたれにくっつけるだけで作業完了です。

ランバーサポートも内蔵式となっておりクッションの取り付けは不要です。

地味な部分ですが、組み立てがよりカンタンになるように工夫されていると感じました。

STEP
完成
完成写真

完成です!

部品点数が少ないことに加えて、マグネット取り付けを採用しているため、取り付けにかかる作業時間は写真撮影を含めて40分ほど。

普通に組み立てると30分あれば組み立て可能と感じました。

Secretlab TITAN Evo レビュー

Secretlab TITAN Evoのホワイトとブラックのツートンカラーのゲーミングチェアが、木製天板のL字型デスクに設置された洗練されたデスク環境に置かれている。背景には六角形の間接照明が壁に取り付けられ、モニターやスピーカーなどの周辺機器も配置されている。

Secretlab TITAN Evoは一見するとゲーミングチェアらしからぬ、ミニマルで洗練されたフォルム。

スポーツシートのようなホールド感を残しつつ、日常空間にも自然に溶け込むデザインが魅力です。

私が愛用しているカラーは「Ash(アッシュ)」。

ほんのり青みがかったグレーで、 ブラックほど重くならず、ホワイトほど無機質でもない──

その中間の絶妙なトーンが、さまざまな部屋に心地よくマッチしています。

Secretlab TITAN Evoのホワイトモデルを背面から撮影した写真。チェアはL字デスクの前に配置され、3枚のモニターと白いゲーミングPCが設置された環境。左側には別ブランドの黒赤のゲーミングチェアも見える。

背もたれまわりのデザインも、Secretlab TITAN Evoならではの独特な佇まい。

一般的なゲーミングチェアにあるヘッドレスト固定用の穴がなく、背面までシームレスに美しく仕上げられています。

スポーティーというよりはラグジュアリーな雰囲気で、空間全体の雰囲気を引き締めてくれます。

Secretlab TITAN Evoのホワイト×ブラックの座面部分をクローズアップした写真。プレミアムレザーレット素材の質感がわかるショットで、座面と背もたれのカラーが統一され、美しいデザインが強調されている。

座面も背もたれと同じカラーで統一されており、全体にまとまりのある美しいデザインに仕上がっています。

白系のカラーは汚れが気になると思われがちですが、Secretlab TITAN Evoの「プレミアムレザーレット」素材は、一般的なPUレザーよりもキメが細かく、汚れも付きにくい印象です。

実際に食べこぼしなどで汚してしまっても、サッと拭くだけで簡単にきれいになるので、私はあまり気にせず使えています。

Secretlab TITAN Evoの座り心地は?硬めだけどクセになる絶妙なフィット感!

Secretlab TITAN Evoのホワイト×ブラックの座面に手のひらを押し当てて、座面の反発力や硬さを確認している様子。クッション性や素材の弾力をチェックしている場面。

Secretlab TITAN Evoの座り心地は、『かなりしっかりめ』

ふわふわ系のクッションに慣れている方だと、最初は「ちょっと硬いかも」と感じるかもしれません。

座った瞬間、確かにやや硬めの感触ですが、じわっとわずかに沈む“たわみ”があるのがポイント。

この微妙なたわみが、太ももやお尻にかかる体重を上手に分散してくれます。

一般的なゲーミングチェアでは、座面のサイドウイング(両側の立ち上がり)がしっかりしていて、腰や太ももを包み込むように支える設計が多いのですが、

Secretlab TITAN Evoのサイドウイングは非常に緩やかで、一見するとフラットな座面に見えます。

Secretlab TITAN Evoのホワイトモデルに座っている人物の下半身を写した写真。フローリングの上でチェアに座った状態で、足元はスリッパを履き、床にしっかりと足がついている。

しかし実際には、サイドウイングの端から座面中央に向かって、なだらかに傾斜がつけられており、自然と腰の中心と座面の中心が合う構造になっているのです。

この微妙な傾斜が効いていて、無理なく正しい姿勢が取れるため、長時間のデスクワークでも“腰の疲れにくさ”を実感できます

Secretlab TITAN Evoの座面の広さを検証する比較画像。左側は通常の座り方、右側はあぐら姿勢をとった状態で、それぞれ座面の余裕やサイドウイングの立ち上がりが確認できる。下部には『姿勢が崩れにくい』というコメント付き。

さらに、サイドウイングの立ち上がりが控えめな設計になっていることで、足を広げやすく、あぐらもかきやすいというメリットも。

姿勢の自由度が高い=長時間でもストレスが少ないという点は、Secretlab TITAN Evoの大きな魅力のひとつと感じました。

私はブログ執筆とYouTube制作の作業で、仕事以外でも週に50時間以上チェアに座っていますが、それでもSecretlab TITAN Evoは快適な座り心地をしっかり保ってくれています。

ヘビーユーザーでも満足できるクオリティです。

もちろん、座り心地――特に座面の硬さに関しては、好みによって大きく分かれる部分です。

一概に「これが正解」とは言えません。

とはいえ、「ゆったりと体を預けて疲れを癒すチェア」があるとすれば、

Secretlab TITAN Evoは、正しい作業姿勢を自然に保つことで、疲れを未然に防ぐ。

まさに、従来の“快適”という概念を覆す一脚だと感じました。

Secretlab TITAN Evoの165°リクライニングを検証!集中とリラックスを両立

Secretlab TITAN Evoのホワイトモデルで、リクライニングを最大まで倒して仰向けにくつろぐ男性。L字型デスクにはデュアルモニターとキーボードが設置されており、作業とリラックスを両立できるPC環境になっている。

Secretlab TITAN Evoのリクライニング角度は最大165°。

いわゆる『フルフラット』までは倒れませんが、作業の合間にしっかりリラックスするには十分すぎる角度だと感じました。

Secretlab TITAN Evoのゲーミングチェアで、座面左下にあるリクライニングレバーを操作している様子。チェアに座った状態でリクライニング角度を調整している場面が、床とデスク周辺を含めて映されている。

操作もとてもスムーズで、調整レバーを引きながら体重を後ろにかけていくだけ。

リクライニングは17段階で細かく調整でき、ラチェット機構の“カチカチ”という硬質感のある振動が、ほんのり背もたれ越しに伝わってきます。

こうしたラチェット式のリクライニングでは、構造の精度が甘いと軽い音や遊びが気になるものですが、

Secretlab TITAN Evoは内部のラチェット機構の剛性・精度ともに非常に高く、操作するたびにその『質の高さ』が体でわかるレベルです。

Secretlab TITAN Evoのホワイト×ブラックモデルが、木目調の床とダークグレーの壁がある部屋に設置されている。背もたれには『SECRET LAB』と『T』のロゴが刺繍され、洗練されたデザインが際立つ。

背もたれはサイドウイングの張り出しを抑えており、スポーティーというよりも高級車のようなラグジュアリー感があふれています。

Secretlab TITAN Evoのホワイトモデルに座るマスク着用の人物。深緑のTシャツを着用し、アームレストに肘を置いて正しい姿勢で着座している様子。チェアのフィット感や座り心地を確認するシーン。

バケットシートのように張り出した背もたれと違い、肩周りにゆとりがあるため、深く腰かけてもサイドウイングが肩に当たりにくく、リクライニング時も快適に体を預けられます。

マグネット式ヘッドピローの実力は?じんわりフィットする上質な枕感

Secretlab TITAN Evoの座面上に、手で持ち上げられたSecretlab純正のランバーピローが置かれている。黒のクッションにはブランドロゴが刺繍され、チェアの白い座面とのコントラストが際立つ。

Secretlab TITAN Evoを使っていて、特に便利だと感じたのが『磁気メモリーフォーム ヘッドピロー』。

ストラップを使わずに取り付けられるマグネット式で、設置がとにかく簡単。

磁力がしっかりしており、ヘッドピローを常にベストな位置に保てるのが魅力です。

形状はスクエアタイプで、最初は「頸椎のカーブに沿うのかな?」と少し不安もありました。

Secretlab TITAN Evoのチェアに座り、黒いランバーピローにもたれて目を閉じてリラックスしている男性。ヘッドレストのフィット感や快適性を確認している様子。

しかし実際には、低反発のクッションが首まわりをやさしく包み込み、しっかり支えてくれるものでした。

一般的なヘッドレストは「首を預ける」ものですが、

Secretlab TITAN Evoのヘッドピローは、首全体をやさしく抱え込んでくれるような安心感があります。

また、肌に触れる表面はマイクロファイバー素材で、当たりがとても柔らかく心地よいのもポイント。

蒸れが気になりそうな素材感ではありますが、内部に冷却ジェルが内蔵されており、長時間使っても熱がこもりにくいのもいいなと感じました。


Secretlab TITAN Evoの内蔵ランバーサポートを徹底検証!個別調整できる新感覚サポート

Secretlab TITAN Evoの背もたれ内部構造を透視図で示したイメージ。4-way L-ADAPT™ ランバーサポートシステムが搭載されており、背中にフィットするように上下・前後に調整可能な内部メカが描かれている。右側には調整ダイヤルも見える。

Secretlab公式サイトより引用

Secretlab TITAN Evoでは、クッションが別体になっている一般的なランバーサポートとは異なり、
背もたれ内部にランバー機構を内蔵した『4-way L-ADAPT™ ランバーサポートシステム』を採用しています。

特徴は、張り出し量(前後)と高さ(上下)を左右のダイヤルで独立して調整できること。

自分の腰椎のカーブに合わせて、より細かくフィットさせることが可能です。

各ダイヤルは背もたれの側面下部に配置されており、座ったままでも手が届きやすく、スムーズに調整できます。

いっぽう、口コミでは「張り出しがやや物足りない」という声もありますが、実際にいろいろ試してみた結果、ひとつの発見がありました。

ゲーミングチェアに座り、正しい姿勢でデスクワークをする男性。ヘッドレストを外して背中全体が背もたれにフィットしている様子


ヘッドレストを外すと、腰から背中全体がピタッと背もたれに沿いやすくなるのです。

最初は「ヘッドレストがないと首が支えられないかも」と思ったのですが、実際には背もたれの上部が立体的な形状になっており、自然に頭を支えてくれる感覚があります。

さらにこの状態で前傾寄りのリクライニングポジションにすると、腰がしっかりと立ち上がり、背筋がスッと伸びる姿勢に。

内部構造にも注目で、ランバーサポートのプレート部分には63個の『リビングヒンジ』が搭載されており、前傾姿勢でグッと腰を当てることで、適度にたわみながら自分の体に沿ってフィットしてくれる構造になっています。

Secretlab TITAN Evoのチェアに、グレーのSecretlab純正ランバーピローを当てて設置しようとしている様子。ピローはやわらかいクッション素材で、腰へのサポート性を補うアイテムとして紹介されている。

もっとも、腰にクッションの柔らかさを感じたいという方向けの、Secretlab純正のランバーピローを使ってみたところ、使用感は一変。

メモリーフォーム×ソフトベロアカバーの組み合わせで、腰を包み込むようにしっかり支えてくれる、まさにソフトライクな座り心地です。

Secretlab TITAN Evoのホワイトモデルに座り、マグネット式のヘッドレストを使用しながらデュアルモニターで作業する男性。背筋を伸ばした姿勢を保ちつつ、快適にタイピングを行っている様子。


同じ素材のマグネット式ヘッドレストを組み合わせることで、リラックスした姿勢を保ちつつ、集中力を維持した作業も可能になります。

一脚のチェアで「コシのある座り心地」と「やわらかなクッション性」を両立しているのは、使っていて本当に面白い体験です。

しかもクッションを装着しても、沈みすぎて“グニャグニャ”とした感覚になることはなく、どこかでしっかり体を支えてくれている安心感があるんですよね。

これはシート本体のベース構造がしっかりしていることの証拠だと思います。

正直、Secretlab純正のランバーピロー(9,900円)は、購入をかなり迷いましたが、「もっと早く買っておけばよかった!」というのが、今の正直な感想です。

4Dアームレストが超優秀!マウス操作もタイピングも快適に支える可動域

Secretlab TITAN Evoのアームレストをクローズアップした画像。アームレストの幅が『10cm』と明記されており、高さ・前後・幅・角度の調整が可能な4Dアームレスト機能を紹介している。

Secretlab TITAN Evoには、高さ・前後・幅・角度の調整が可能な「4Dアームレスト」を採用。

素材はややソフトな質感で、長時間腕を乗せても疲れにくく、上面の幅も約10cmと広めに設計されているため、しっかり肘を支えることができます。

Secretlab TITAN Evoのアームレスト幅を比較した画像。左側はアームレスト幅を最小にした状態、右側は最大に広げた状態を上から撮影。中央には『アームレストの幅は3段階、7.5cm調節可能』という説明が記載されている。

アームレストの横幅は3段階、最大7.5cmまで調整可能

Secretlab TITAN Evoの座面裏側を撮影した画像。アームレストの取り付け部分が写っており、左右それぞれ±3cmの幅調整が可能であることを示すラベルが付いている。取り付けボルトの位置をずらすことでアームレストの位置を微調整できる構造。


さらに、裏側のボルトを使えばアームレスト自体を左右それぞれ±3cmまで調整できるため、好みに合わせて幅を微調整することで、着座感が大きく変わります。

  • 最大まで広げると、座面上の空間にゆとりが生まれ、あぐらをかいたり、ゆったりと座るスタイルに最適
  • 狭めることで脇がしっかり締まり、ゲームやデスクワークへの集中が高まる感覚が得られやすい
Secretlab TITAN Evoのアームレスト前後調整の比較画像。左はアームレストを後ろに引いた状態、右は前方に出した状態を示しており、中央には『アームレストの前後は9段階、3.5cm調節可能』との説明が記載されている。

アームレストの前後スライドは9段階で最大3.5cmと、調整幅がかなり細かく、角度も外向き・センター・内向きの3段階で切り替えが可能。

Secretlab TITAN Evoのアームレスト角度調整を比較した画像。左から外向き、センター、内向きの3パターンが上から撮影されており、下部には『アームレスト角度は3段階で調節可能』と記載されている。

特に便利だと感じたのが、デスクワーク時にアームレストを内向きに設定する使い方

Secretlab TITAN Evoに座り、デュアルモニターの前でタイピングをしている男性。アームレストを内向きに設定し、デスクワークに最適な姿勢で作業している様子。広めのフェルト製デスクマットの上にはキーボードとマウスが配置されている。

タイピング時に腕を自然に斜めから支えてくれるので、キーボード操作が驚くほどラクになります。

Secretlab TITAN Evoのチルト機構のロッキングの安定感

マルチチルト機構の構成を説明する図。左側に『ロッキング機能』、右側に『チルトロック機能』のアイコンがあり、それらを組み合わせることで前傾〜後傾姿勢の自由度が非常に高いことが、下部の吹き出しコメントで説明されている。

Secretlab TITAN Evoには、ロッキング機能と、ロッキング角度を固定できる「マルチチルト機構」が搭載されています。

この2つの機能によって、『ゆったり揺れてリフレッシュ』と『角度を固定して集中』、真逆の使い方が両立できるのが大きな魅力です。

私自身、集中力が切れたときや、アイデアが浮かばないときにロッキングを活用しています。

軽く体をゆらすことで気分転換になり、椅子がちょっとしたストレッチを手伝ってくれているような感覚になるんですよね。

そして、もうひとつの注目ポイントが、チルトロック(座面角度の固定)機能です。

私は普段、座面にわずか(およそ3〜5°)の後傾をつけて使用していますが、この角度が意外にも心地よく、骨盤が自然と立ちやすくなり、背筋もスッと伸びる感覚が得られます。

このあたりは体格や姿勢のクセによって好みが分かれる部分ですが、実際に使いながら“自分にとってのベスト角度”を探してみるのがオススメです。

Secretlab TITAN Evoの座面裏側に搭載されたマルチチルト機構の構造を示す写真。『鋼板の厚さ』『内部の補強加工』『肉厚のシェル』などの強度面の特徴がテキスト付きで強調されており、耐久性の高さが視覚的に示されている。

さて、ロッキングやチルトロックを操作するたびに感じていた「この安定感はどこから来るのか?」という疑問。

実際にチルト機構を確認してみて、その理由に納得しました。

Secretlab TITAN Evoに搭載されているチルト機構は、構造そのものの剛性が非常に高く設計されています。

特にロッキング部には、厚さ5mmの鋼板が使用されており、これは一般的なゲーミングチェアによく使われている4mm厚の鋼板よりも厚く、一段上の強度が確保されています。

この頑丈な構造こそが、実際の操作時に感じる重厚な操作感や、キシミのないスムーズな動きに直結しており、座るたびに「しっかり支えられている」という安心感をもたらしてくれます。

重厚なベースとキャスターの安定感!長く使える剛性を検証

Secretlab TITAN Evoの脚部ベース(レッグフレーム)をクローズアップした画像。ADC12アルミニウム合金製の5本脚にPUキャスターが取り付けられており、床はナチュラルな木目調のフローリング。裏面にはリブ補強が施されていることが説明されている。

Secretlab TITAN Evoのレッグフレーム(脚部ベース)は、ダイキャスト用として定評のあるADC12アルミニウム合金製。

裏面にはリブ補強がしっかりと施されており、剛性と耐久性が高められています。デザイン性だけでなく、長期間の使用にも耐えうる構造です。

標準キャスターにはPU(ポリウレタン)キャスターを採用。

フローリングでもカーペットでも滑らかで静かな走行性を両立しており、日常使用でもストレスがありません。

Secretlabの純正キャスター(左)とプレミアムXSキャスター(右)を比較した画像。2つのキャスターが並べて置かれており、プレミアムXSキャスターの方が10mmコンパクトであることが明示されている。

別売りのSecretlab プレミアムXSキャスターに交換すれば、座面高が約10mmダウン。

Secretlab TITAN Evoのチェアに座った状態で、足裏全体とかかとがしっかり床についている様子を横から撮影した画像。足元には『かかとまでしっかり床についている』という注釈付き。

これにより、小柄なユーザーや足が浮いてしまう方にも快適な着座感を実現できます。

2年使っての感想

Secretlab TITAN Evoのゲーミングチェアにおける2年使用後の張地の状態比較。新品時と比べて剥がれやヨレがなく、耐久性の高さが分かる。

張地の状態はいわゆる『合皮 ボロボロ』的な、レザーの剥がれなどはまったくなく、非常に良好な状態を保っています。

Secretlab NEO ハイブリッドレザーレットは通常PUの12倍の耐久性を持っているほか、水分・汚れにも強いもの。

ただし、キレイな状態を保つために定期的なメンテナンスが必要です。

Secretlabゲーミングチェアの座面に、PUレザー用メンテナンスクリーナーとマイクロファイバークロスが置かれている。週1回の手入れで清潔さと耐久性を保つ。

私は週に1回を目安にメンテナンスクリーナーを使って清掃しています。

水ぶきでも問題ありませんが、PUレザークリーナーは汚れ落ちがよく2度拭き不要で時短につながるため便利です。

2年間使用したゲーミングチェアのクッションのへたり比較。新品時と比較して座面端のみわずかに沈み、上面は快適さを維持。

座面クッションが劣化すると、張地のシワ・ヨレがでて見た目が気になるものです(自動車シートでも同じ)。

Secretlab TITAN Evoについては、クッションのヨレにともなう張地のシワも座面端にごくわずかあるだけで、座面上部は新品同様のコンディションを保ってくれています。

やや硬めの反発性のあるクッションが形状を維持しているといえます。

座った時のサイズ感

Secretlab TITAN Evo Sサイズの推奨身長は169cmまでです。

以下で実際に座って足つき性を評価していきます。

『164cm男性』

164cm男性が座面を最も下げた状態の写真

座面を最も下げた状態

164cm男性が座面を最も上げた状態の写真

座面を最も上げた状態

私の身長は164cmと比較的小柄な体型で、普段ゲーミングチェアを使用する時はフットレストを使用しています。

座面を最も下げた状態では、かかとまでしっかりと床についていますね。

ウォーターフォールエッジ解説写真

『ウォーターフォールエッジ』による座面先端部の鋭角な角度によって、ひざ裏の圧迫感が少なく足が真下におろせるため、足つき性の向上にも寄与しています。

164cm男性あぐら写真

座面幅は53cm。

座面幅が広く、サイドサポートの立ち上がりが少ないため、あぐらをかきやすいです。

『153cm女性』

153cm女性が座面を最も下げた状態の写真

座面を最も下げた状態

153cm女性が座面を最も上げた状態の写真

座面を最も上げた状態

153cmの身長では足つき性に特化したコンパクトなゲーミングチェアではない限り、足がつかないことがほとんどです。

Secretlab TITAN Evo Sサイズも例外なく、かかとがついていない状態ですね。

でも大丈夫!

153cm女性 フットレスト使用写真

上記のような、身長特有のネガは足置き(フットレスト)を使用することで解消可能です。

りくぴい

身長に合わせてゲーミングチェアを選ぶのが理想だけど、デザインの選択肢が限られるからね

153cm女性がのあぐら写真

あぐらが非常に快適とのこと。

ペブルシートベース解説写真

あぐらが組みやすい理由は、人間工学に基づいた『ペブルシートベース』を採用しているからです。

座面がわずかながら緩やかにカーブしており、あぐらの足組みをを自然にサポートしてくれるため。

あぐらをかくことが多い方には非常に効果を実感できるといえます。

Secretlabはどこで買える?

アマゾンイメージ図解

Secretlab TITAN Evoは2024年5月現在では店頭販売は行われてなく、Amazonのみ購入可能です。

定期的にセールも行われているため、価格をチェックしてみてください。

上記、日本公式サイト・各SNSでも最新情報が分かるので、気になる方はチェックしてくださいね。

まとめ

最高の素材に素晴らしい美しさと耐久性を兼ね備えた、見た目も座り心地もよいチェア。

上記は、Secretlabの創業者であり元プロゲーマーの【Ian Ang】【Alaric Choo】が目指したゲーミングチェアです。

実際に私が使ってよいと感じたことは、座り心地・耐久性に加えて、なかなか目につかない部分にすら完璧なほどに仕上げてあることです。

  • 説明書が大きく日本製用品で見やすかった
  • 組立時、ボルトの精度がよく仮締めがしやすかった
  • キャスターの重厚感ある転がし音
  • アームレスト操作が高級感ある金属音

価格は74,500円~と高級ゲーミングチェアらしく決して安くないものの、満足度は価格以上のものだと感じる逸品。

イイものを愛着をもって使いたい方はオススメのゲーミングチェアといえるでしょう。

動画でもわかりやすくレビューしています↓↓

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