本記事は、FaceSec Japan様より製品をご提供いただいていますが、これまでさまざまなガジェットをレビューしてきた経験をもとに、公平かつ正直な視点でレビューしています。
今回は、PHYSCEの35W充電器「PHYSCE(ファイス)RGB ECO 急速充電器 35W」をレビューします。
手がけているのは、顔認証システムなどを開発する日本企業「FaceSec Japan」。
充電器って、どちらかというとシンプルで実用性重視のイメージがありますよね。
でも、今回紹介するモデルはちょっと違います。
RGBライトを搭載した、かなり個性的でかっこいいデザインに仕上がっているんです。
しかも、こだわっているのは見た目だけではありません。
注目したいのが、日本で特許を取得したという「独立給電回路」。
メーカーの比較データでは、2台同時充電時の充電速度が最大41%速いとうたっています。
とはいえ、実際の充電性能はどうなのか気になるところ。
そこで今回は、スマホやiPadを使って、充電出力や30分間の充電速度、さらに充電中の発熱まで詳しく検証していきます。
それでは、さっそくチェックしていきましょう!
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓
PHYSCE RGB ECO 35Wの特徴・スペック
| 製品名 | ![]() PHYSCE RGB Eco Fast Charger 35W |
|---|---|
| 型番 | C135US |
| 最大出力 | 35W |
| ポート構成 | USB-C × 2 |
| 2ポート使用時 | 合計最大35W(動的電力配分) |
| USB PD出力 | 5V/3A、9V/3A、12V/2.92A、15V/2.33A、20V/1.75A |
| 対応充電規格 | PD3.0、PPS、QC4.0+など |
| 入力 | AC100〜240V、50/60Hz、0.9A |
| サイズ | 約43.3 × 45.7 × 30mm (サイズはプラグ部分を除く) |
| 重量 | 約80g |
| RGBライト | 360°RGBライト (充電状態を色で表示) |
| BatteryEcoモード | 対応(各ポート最大約5W) |
| 主な特徴 | 独立給電回路 RGB表示 2ポート同時充電 |
| 安全性に関する仕様 | 難燃性ポリカーボネート(UL94 V-0) |
| カラー | Webb Gray Stardust White |
| 価格 | Amazonで価格をみる |
まずは、PHYSCE RGB ECO 35Wの基本スペックから紹介します。
本製品は、USB-Cポートを2つ搭載したコンパクトな急速充電器です。
1台で充電する場合は、どちらのポートも最大35Wに対応。2台同時に充電する場合は、合計最大35Wの範囲で、接続した機器に応じて電力を振り分けます。

出典:PHYSCE公式サイト
注目したいのが、日本で特許を取得したという「独立給電回路」。
各ポートに独立した給電回路を備えているのが特徴で、2台同時充電時の性能にもこだわっています。
実際にどのくらいの出力が得られるのかは、後半の実機検証で詳しくチェックします。
さらに、本体を囲むRGBライトや、充電出力を抑える「BatteryEcoモード」も搭載。
充電性能だけでなく、見た目や使い勝手にも工夫が感じられる充電器ですね。
続いて、外観やサイズ感を見ていきましょう。
PHYSCE RGB ECO 35Wの外観・サイズ・重量をチェック
個性的で存在感のあるデザイン

充電器って、どちらかというと真面目で、あまり目立たない存在ですよね。
でも、PHYSCE RGB ECO 35Wはちょっと違います。
本体には電子回路の基板をイメージしたようなラインが入っていて、かなり個性的なデザインに仕上がっています。

出典:PHYSCE公式サイト(価格は掲載時点のもの)
最初に見たときは「結構、尖ってるねぇ」と思ったんですが、ほかのモデルも同じ系統のデザインを採用しているんですよね。
ひと目で「あ、PHYSCEだ」とわかるような、ブランドとしての統一感があります。
車もフロントまわりやライトの形でメーカーがわかりますが、充電器でもこうしたデザインの統一感を持たせているのは、非常に面白いと思いました。
コンパクトなサイズと約81gの軽さ


PHYSCE RGB ECO 35Wの本体サイズは約4.3 × 4.6 × 3cm(プラグ部分を除く)。
手のひらにすっぽり収まるほどコンパクトです。
重量は実測で81g。小型で軽量なので、自宅だけでなく、旅行や出張などへの持ち運びにも便利ですね。

実際にコンセントに挿してみると、収まりも良好。
今回使用した電源タップでは、上側の差込口にもスペースが残っており、隣のプラグと干渉せずに使用できました。
ただし、電源タップの形状によっては干渉する可能性もあるので、このあたりは設置環境によって変わりそうです。
RGBライトで充電状態を視覚的に確認できる

PHYSCE RGB ECO 35Wの大きな特徴が、本体を囲むように配置されたRGBライトです。
コンセントに挿すと、USB-Cポート付近から本体側面にかけて光ります。

出典:PHYSCE公式サイト
このライトには、メーカー独自の「BlendEdge技術」が採用されています。
LEDの光を内部で拡散させることで、なめらかなグラデーションを実現しているそうです。
実際に見ると、ギラギラした感じではなく、やわらかく上品に光るのがいいんですよね。

僕もデスクの電源タップで使っていますが、いい雰囲気が出ていて、かなり気に入っています。
ちなみに、ボタンを短く押すとRGBライトを消すことも可能。
ライトは見た目だけでなく、充電状態を確認する役割も持っていて、スタンバイ中は約1秒間隔で色が切り替わり、充電中は出力に応じて点灯パターンが変化します。
- 15W以上: オレンジ → 赤 → マゼンタ
- 15W未満: 青 → シアン → 緑
もちろん、液晶ディスプレイのように正確なワット数が表示されるわけではありません。
ただ、実際に使ってみると、色のパターンを覚えることで、今どのくらいの出力で充電しているのか、感覚的につかめるようになるんですよね。
小さなディスプレイをのぞき込まなくても、パッと見て充電状態を確認できるので、視認性もいいと感じました。
単に光るだけではなく、使い勝手の良さにもつながっていると感じました。
BatteryEcoモードで充電出力を抑えられる

もうひとつ便利なのが「BatteryEcoモード」。
本体のボタンを約1.5秒間長押しすると、ライトが緑色になり、BatteryEcoモードに切り替わり、各USB-Cポートの出力が最大約5Wに制限されます。
急いで充電する必要がないときや、就寝中など、時間に余裕がある場面で活用できる機能ですね。
それでは、実際の充電性能を詳しくチェックしていきましょう。
PHYSCE RGB ECO 35Wの充電性能を実測検証
① 1ポート使用時の充電出力

まずは、USB-Cポートを1つだけ使った場合の充電性能を確認します。
今回はiPhone 17eを接続し、USBテスターを使って充電出力を測定しました。

実際に計測してみると、23〜25W前後の出力を確認できました。
20Wをしっかり超えており、スマートフォンを充電するには十分な出力ですね。
PHYSCE RGB ECO 35Wは最大35Wに対応していますが、実際の出力は接続するデバイスやバッテリー残量などによって変わります。
今回の条件では、iPhone 17eを問題なく急速充電できていました。
② 2ポート同時充電時の出力
2台同時充電のテスト結果
| 接続デバイス① | 接続デバイス② | 合計出力 |
|---|---|---|
| iPhone 17e:約20W | iPhone SE(第3世代):約10W | 約30W |
| iPad Pro:約24W | iPhone 17e:約10W | 約34W |
続いて、USB-Cポートを2つ使用した場合の充電性能をチェックします。
PHYSCE RGB ECO 35Wは、2台同時充電時に合計最大35Wの範囲で電力を振り分ける仕組みです。
今回は、接続するデバイスの組み合わせを変えながら、各ポートの出力を測定しました。
iPhone 17e × iPhone SE(第3世代)

まず、iPhone 17eとiPhone SE(第3世代)を接続しして計測してみました。


それぞれ約20Wと約10Wで充電され、合計出力は約30Wでした。
iPad Pro × iPhone 17e

続いて、組み合わせを変えてみます。
iPad ProとiPhone 17eを接続してみます。


iPad ProとiPhone 17eの組み合わせでは、約24Wと約10Wを記録。
合計約34Wと、最大35Wにかなり近い出力を確認できました。
また、接続するデバイスによって電力の配分が変わるのも興味深いところです。
PHYSCE RGB ECO 35Wは、スマートフォンとタブレットを同時に充電したい場面でも、十分活躍してくれそうです。
③ 30分間の充電速度を検証
30分間の充電テスト結果
| デバイス | 開始時 | 30分後 | 増加量 |
|---|---|---|---|
| iPhone 17e(単独) | 10% | 63% | +53ポイント |
| iPad Pro(2台同時) | 10% | 35% | +25ポイント |
| iPhone 17e(2台同時) | 10% | 37% | +27ポイント |
充電器を選ぶうえで気になるのが、実際にどれくらいの速さで充電できるのか、という点ですよね。
そこで今回は、iPhone 17eとiPad Proを使って、30分間の充電テストを行いました。
まずは、iPhone 17eを1台だけ接続した場合です。


バッテリー残量10%から充電を開始したところ、30分後には63%まで増加しました。
わずか30分間で53ポイントの増加です。
なかなか優秀な結果ではないでしょうか。

続いて、iPad ProとiPhone 17eの2台同時充電も試してみました。
こちらも両方10%からスタートしています。


2台同時充電では、iPad Proが35%、iPhone 17eが37%まで増加しました。
単独充電と比較すると、iPhone 17eの充電速度は落ちていますが、これは最大35Wの出力を2台で分け合っているためと考えられます。
それでも、30分間で両方のバッテリー残量を増やせているので、日常使いでは十分実用的だと感じました。
なお、充電速度はデバイスの種類やバッテリー残量、温度などによって変わるため、今回の結果はあくまで参考値です。
④ 充電中の発熱・表面温度を測定

急速充電器で気になるのが、充電中の発熱です。
今回は、2台同時充電を30分間続けたあと、サーマルカメラを使ってPHYSCE RGB ECO 35W本体の表面温度を測定しました。
測定時の室温は約27℃です。
その結果、表面温度は約53℃を記録しました。
数字だけを見ると、なかなか温まっていますね。
実際に手で持つことはできましたが、しっかりと熱さを感じる状態でした。
⑤ BatteryEcoモードの充電出力を検証

最後に、PHYSCE RGB ECO 35Wの独自機能「BatteryEcoモード」も試してみました。
本体のRGBボタンを約1.5秒間長押しすると、ライトが緑色に変わり、BatteryEcoモードに切り替わります。
この状態で充電出力を測定したところ、5〜6W前後で推移していました。
通常モードと比較すると、充電速度はかなりゆっくりになります。
そのため、短時間で充電したい場面には向いていませんが、就寝中など、充電時間に余裕がある場合には便利な機能ですね。
充電速度を抑えたいときに、手軽に切り替えられる点が魅力だと感じました。
PHYSCE RGB ECO 35Wの購入前に知っておきたい注意点
PHYSCE RGB ECO 35Wを使ううえで、知っておきたいのが最大出力35Wという点です。
スマートフォンやタブレットの充電には十分な性能ですが、ノートPCとなると少し物足りない場面もあります。
例えば、MacBook Airなどの比較的消費電力が小さいノートPCであれば充電できますが、動画編集など負荷の高い作業中は、充電速度が遅くなったり、バッテリー残量が減ったりする可能性があります。
また、2台同時充電では、1台あたりの充電速度が低下する点にも注意が必要です。
今回の検証でも、iPhone 17eは単独充電なら30分間で53ポイント増加しましたが、iPad Proとの同時充電では27ポイントの増加にとどまりました。
もちろん、これは最大35Wの出力を2台で分け合う仕組みなので、PHYSCE特有の問題ではありません。
ある程度は仕方のないところですね。
とはいえ、スマートフォンやタブレットを中心に使うのであれば、十分実用的な充電器だと感じました。
一方で、ノートPCをしっかり充電しながらスマートフォンも同時に充電したい方には、65W以上の高出力モデルが向いていると思います。
PHYSCEには、さらに出力の高いモデルもラインナップされているので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、PHYSCE RGB ECO 急速充電器 35Wを実際に使い、充電性能や発熱、使い勝手などを詳しく検証しました。
実際に使ってみると、2台同時充電でも合計約34Wと、最大35Wに近い出力を確認できました。
接続するデバイスやバッテリー残量によって出力は変わりますが、今回の検証では十分満足できる結果でした。
そして、個人的に気に入っているのが、やはりデザインです。
電子回路の基板をイメージした個性的な外観に加え、充電状態に応じて色が変化するRGBライトも魅力的。
見た目がかっこいいだけでなく、充電状態を感覚的に確認できるので、使い勝手の良さにもつながっています。
一方で、通常価格は5,450円と、35Wクラスの充電器としては少し高めに感じます。
ただ、セール時にはお得に購入できることもあり、独自のデザインやRGBライティング、BatteryEcoモードなど、充電性能以外にも魅力のある製品です。
スマートフォンやタブレットを中心に使いながら、デザインや使い勝手にもこだわりたい方には、ぜひチェックしてほしい充電器ですね。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓

