こんにちは!
りくガジェのりくぴいです。@rikupii_gadget
今回は、JBL Go 4の実機レビューです。
iPhoneと同じくらいの重さで、ポケットにも入るコンパクトさ。
まさにどこにでも持っていきたくなるウルトラポータブルBluetoothスピーカーです。
気になるのは音質や使い勝手ですが、結論から言うと「サイズ以上の低音に驚きつつ、持ち歩き用としてかなり優秀」でした。
この記事では実際に使ってみたリアルな感想をお伝えします。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓
JBL Go 4のスペック
モデル | ![]() JBL Go 4 |
サイズ | 約94.3 × 75.7 × 42.2mm |
重さ | 約192 g |
オーディオ出力 | 4.2 W |
防塵・防水規格 | IP67 |
通信規格 | Bluetooth 5.3 |
連続再生可能時間 | 最大7時間※ |
充電時間 | 約3時間 |
カラー | ウインブルドングリーン スクワッド パープル スウォッシュピンク ファンキーブラック ブラック ブルー ホワイト レッド |
価格 | 7,700円 (税込み) |
※Playtime Boost時の延長時は最大9時間
JBL Go 4のサイズは幅9.4cm×高さ7.8cm×奥行き4.2cm。
重量は実測で 198g と、私が使っている iPhone 16 Pro よりも軽量です。
スピーカー出力は 4.2W で、サイズ相応の出力。
45mmのフルレンジドライバーを採用とパッシブラジエーターを採用。
超小型ながら日常使いには十分なパワーがあります。
接続面では Bluetooth 5.3 に対応。
Bluetooth 5.3は 2022年5月にリリースされた規格で、省電力化や接続の安定性が向上しています。
最新の Bluetooth 5.4 ではスマート家電やIoT向けの機能が追加されていますが、スピーカー用途であれば 5.3 で十分に実用的です。
バッテリーは 最大7時間の連続再生 に対応。
さらに Playtime Boost 機能を使えば、約2時間の再生時間延長も可能です。
カラーバリエーションは全部で9種類。

Black and Orange

Purple

Pink

Red

Black

White



Blue
デザインはJBLらしい個性あふれるもの。
今回レビューしているのはブラックですが、カラーごとに単なる色違いではなく、操作ボタンやロゴ縁取り、ストラップの色まで変わっています。
実際に触ってみると本当に小さい中でもしっかり造りこまれているなという印象があり、それぞれにしっかりとした世界観が表現。
好みに合わせて選ぶ楽しさがありますね。
価格は定価 7,700円。
「格安」というわけではありませんが、Bluetoothの安定性やデザイン性の高さを考えると納得できる価格設定だと感じました。
付属品

JBL Go 4の付属品はとてもシンプルです。
- Type-Cケーブル(30cm)
- クイックスタートガイド
- 保証書/安全シート
付属の Type-Cケーブルは30cm と短め。
Anker Soundcore 3のケーブル(60cm)と比べるとやや短く感じますが、持ち運び前提のモデルなので必要以上に長くなく、かさばらないのはメリットです。
クイックスタートガイドは簡潔ながらも図解がしっかりしており、初めて使う人でも迷わずセットアップできる内容になっています。
JBL Go 4のデザイン

JBL Go 4は、遊び心あふれるデザインが特徴です。
コンパクトサイズながら、立体的に配置されたJBLロゴや丸みのあるフォルムがしっかりと存在感を放ち、
まさに「おれに注目!」と言わんばかりの個性を主張しています。
ブラックのようなシックなカラーを選んでも、デザイン自体が埋もれることなくキャラクター性を感じられるのが魅力です。

本体素材は メッシュとゴムの組み合わせ。
メッシュの肌触りの良さと、ゴムの滑りにくさによる安定感を両立しています。

ゴム部分は指紋がつきやすい素材ですが、ややグレー寄りの色味になっており、汚れが目立ちにくいのも好印象です。

そして何より、このコンパクトさ。
ポケットにも入るサイズで、重量もiPhoneと同じくらい。

付属のストラップは指に引っかけて持ち歩くのにちょうど良い長さ。
本体と一体化した丈夫な作りなので、カラビナを使ってバッグに吊り下げて使うのも安心感があります。
JBL Go 4の操作性

JBL Go 4上面には操作部ボタンが備わっていますが、
ここは再生・一時停止ボタン(早送り・巻き戻しボタンも兼ねます)と、音量ボタンのみなので、迷うことなく操作できます。

側面には3つのボタン。
- 電源ボタン
- Bluetooth接続ボタン
- マルチスピーカー接続ボタン
下部にはバッテリーインジゲーターが配置されており、白点灯がバッテリー残量ありで、バッテリーが点滅するとインジゲーターが点滅する仕組みです。
ちょっと残念なのが、電源ボタンを押し間違えやすい点です。
側面の3つのボタンは、上部の立体的な操作部と違ってフラットなプリント仕様なのでシンプルではあるのですが、本体の電源を入れる際にBluetoothボタンを誤って押してしまうことがあるんですね。
もちろん使っていくうちに慣れてはきますが、電源ボタンだけでも立体的にしてもらえると、指先の感覚だけで押しやすくなると感じました。
JBL Go 4の防水性能

JBL Go 4は IP67の防水・防塵性能に対応しています。
完全防塵で、さらに水深1mに30分程度沈めても問題ない防水性能を備えているため、浴室・屋外・ビーチなどでも気軽に使えます。
実際に使ってみても、メッシュ素材は水をしっかり弾いてくれるので「濡れた布のようになるのでは?」という不安は不要でした。安心感があります。

ただし、水に濡らした後の メッシュ部分の水抜けはやや弱め。
ボトボトと水が滴るほどではありませんが、そのまますぐバッグに入れるのは少し気になるかもしれません。
その場合はタオルで軽く叩くように水分を拭き取れば問題なし。
基本的には水に強いので、放っておけば自然に乾くし、そんなノリで使ってもいいんじゃないかなと思います。
JBL Go 4の音質レビュー
JBL Go 4の音質については、私が想像していたような「ドンッ」と体に響く低音はなく、思ったよりも控えめな印象です。
パッシブラジエーターを搭載しているので低音自体は出ていますが、スピーカーサイズが小さいため力強さはやや穏やかです。
特にデスクの上に置くと低音が吸収されがちで、迫力は弱まります。逆に 手に持つとパワーのある低音を感じられる のが面白いところ。
低音自体はしっかり出ていますが、コンパクトサイズゆえに体で感じるような迫力までは伝わりにくい印象です。
それでも、このサイズで考えれば十分満足できる音だと感じます。

高音も特段よく伸びるわけではなく、鳴り方自体は自然です。
アプリのEQで高音を少し持ち上げると、ややツヤが出て華やかになります。
音質的にはサイズ相応ではありますが、安価なスピーカーのような薄い鳴り方ではなく、音自体がエネルギッシュでしっかり芯がある印象。
サウンド全体に温かみがあり、特にボーカルの声が際立ちます。ポップスなど、ボーカル重視の音楽と特に相性が良いです。
不思議なのが、最初はインパクトが弱い音質かと思っていたのに、聴く時間が増えるごとにしっくりくる、これが“聴きやすさ・心地よさ”なんだなと感じます。
中音域を中心にしっかりボリュームがあり、ボーカルがより前に出るあたりはJBLならではの味付けでしょう。
低音・高音にやや物足りなさはあるものの、全体的には「温かみのある音がしっかり前に出る」バランスの良いサウンドに仕上がっています。
JBL Portableアプリの操作性

JBL Go 4は、JBL Portableアプリに対応しています。
このアプリは非常にシンプルで使いやすく、複数のJBL Bluetoothスピーカーを一元管理できるのがポイントです。
アプリからは以下の操作が可能です。
- イコライザー設定
- 再生時間を延長する Playtime Boost のON/OFF
- 2台のスピーカーを接続してステレオ再生できる ステレオグループ 機能
- 製品のソフトウェアアップデート
バッテリー数値はアプリ内で数字として残量が表示されるので、バッテリー容量が少なめなモデルでも安心して管理できます。
さらに、アプリ経由で製品の ファームウェアアップデートも可能。
「買ったらそれっきり」ではなく、常に最新の状態に保てるのは安心感があり、ユーザー心理的にもプラスに働きますね。
JBL Go 4の接続の安定性

JBL Go 4は Bluetooth 5.3 に対応しています。
Bluetooth 5.3は2022年5月にリリースされた規格で、省電力化や接続の安定性が向上しているのが特徴です。
もちろん有線接続と比べれば安定性は有線の方が上ですが、実際に使ってみると複数台のデバイスが同時にある環境でも途切れにくく、しっかり安定してつながっている印象です。
Bluetooth 5.0でも十分安定していますが、5.3ではさらに混雑した環境での強さを感じました。
とはいえ部屋で使っていても、ごくまれに音楽が一瞬止まることがありますが、ここはBluetoothという無線規格の宿命かもしれません。
ちなみに最新のBluetooth 5.4ではスマート家電向け機能が追加されていますが、スピーカー用途なら5.3で十分実用的です。
JBL Go 4のバッテリー持ち

バッテリーは 最大7時間の連続再生 に対応。
さらに Playtime Boost 機能を使えば、約2時間の延長が可能です。
最近では最大24時間の連続再生をうたうSoundcore 3のようなモデルもありますが、JBL Go 4はあくまで 持ち運び前提のコンパクトモデル。
大容量バッテリーを積んだモデルほど再生時間は長くなりますが、その分サイズや重量が増えてしまいます。
モバイルバッテリーにたとえると分かりやすく、コンパクトモデルは軽くて持ち運びやすい代わりに容量は控えめ。
逆に大きいモデルは、重さや大きさを犠牲にする必要があります。
そう考えると、JBL Go 4の「7時間再生」という仕様は、このサイズ感なら十分妥当だと言えるでしょう。
満充電にかかる時間はおよそ 3時間です。

なお、充電は モバイルバッテリーからも可能で、スマホと同じ感覚で扱えます。
バッテリーに関して言えば普段から使っていますが、スマホと同じ感覚とこまめに充電してあげると、そこまで気になるレベルではないという感じです。
同価格帯のSoundcore 3と比較

JBL Go 4は定価7,700円と、Anker Soundcore 3(6,990円)とほぼ同価格帯です。
どちらを選ぶか迷う方も多いと思うので、実際に使った印象を比較してみます。
サイズと携帯性では、JBL Go 4が約198gと圧倒的に軽く、ポケットやバッグに気軽に入れられるのが魅力。対してSoundcore 3は約500gと2倍以上の重さがあり、どちらかというと据え置きや屋内使用に向いています。
音質はキャラクターがはっきり分かれます。
JBL Go 4はボーカルが前に出る温かみのあるサウンドで、小型ながら芯のある音作り。
一方、Soundcore 3は16W出力のパワフルさが強みで、低音もしっかり鳴らせるため「コンパクトなのに迫力重視」という人には向いています。
バッテリーでは大きな差があり、JBL Go 4は最大7時間(Playtime Boostで約9時間)なのに対し、Soundcore 3は最大24時間のロングバッテリー。持ち運び前提で短時間の利用ならGo 4でも十分ですが、キャンプや一日中使いたい場合はSoundcore 3に軍配が上がります。
防水性能は、JBL Go 4がIP67(防塵+防水)、Soundcore 3はIPX7(防水のみ)と差があります。アウトドアで砂埃や海辺を想定するならJBL Go 4の方が安心です。
総じて、軽量でどこでも気軽に持ち運びたい人にはJBL Go 4、長時間再生とパワフルサウンドを求めるならSoundcore 3、と使うシーンによって選び方が分かれる印象でした。
まとめ
JBL Go 4を実際に使ってみて感じたのは、卓上でじっくり音質を味わうには少し物足りないけれど、このサイズと軽さでJBLらしい芯のあるサウンドをどこでも楽しめるという点です。
サウンド全体には温かみがあり、特にボーカルの声が前に出る印象は「JBLらしい音作り」だと感じました。
また、JBL Portableアプリに対応しているので、イコライザー調整やファームウェアの自動アップデートができるのも安心感があります。
カラーバリエーションも豊富で、今回は無難にブラックを選びましたが、むしろ派手な色を選んだ方がこのモデルのキャラクター性を活かせたかなと少し後悔しているほどです。
とはいえ、後悔している点はそのくらい。
サイズなりではありますが、しっかりとした音質と持ち運びやすさを両立した、ウルトラポータブルスピーカーだと感じました。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓