こんにちは!
りくぴいです。@rikupii_gadget
ちょっとした旅行や出張にあると重宝するモバイルバッテリー。
ひとくちにモバイルバッテリーといっても、容量によってさまざまなモデルがあります。
今回レビューする商品はAnker PowerCore 10000。

2024年に発売した『Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)』の前モデルで、世界各国で累計600万台以上を販売しているロングセラー製品です。

モデルチェンジと同時に前モデルが販売終了になるのがAnkerの通例ですが、今なおAmazonで月に5,000個を売り上げており、並行して販売が続けられています。
人気のヒミツは低価格ながら基本性能がしっかりしていること。
そして高い安全性です。
私もAnker PowerCore 10000を愛用しています。
スマートフォンのバッテリーが足りなくて不安という思いから解放されたのは大きいですね。
フルスピード充電に対応したPowerIQを搭載しており、充電の速さも十分。
モバイルバッテリーは持ち歩くというのが前提にありますから、できるだけコンパクトなサイズかつ、軽量さが求められます。
カードサイズで厚さが22mmなので気軽にどこへでも持っていけるのが嬉しいところです。
2台同時充電・パススルー機能・PD非対応ではありますが、デバイスの充電を最速で行うというモバイルバッテリーの本質をみると、必要十分以上の素質をひめたモバイルバッテリーです。
今回はAnker PowerCore 10000を長期間使用した私が、使ってみて良かった点・気になった点を多くの写真とともにお伝えしますので、参考にしていただけると幸いです。
Anker PowerCore 10000 詳細
モデル名 | Anker PowerCore 10000 ![]() |
---|---|
サイズ | 92×60×22mm |
重量 | 180g |
入力 | Micro USB 5V=2A (入力10W) |
出力 | USB-A 5V=2.4A (出力12W) |
PD充電 | × |
2台同時充電 | × |
パススルー充電 | × |
カラー | ブラック ブルー ホワイト レッド |
価格 | 2,990円 |
Amazon | 価格をチェック |
サイズ


Anker PowerCore 10000のサイズは92mm x 60mm x 22mm
重量

Anker PowerCore 10000の重量は実測値で182gでした。
重量をわかりやすく表すと『中サイズのバナナ』ですね!
非常に軽量で持ち運びやすいしやすいです。
Anker PowerCore 10000を使ってみて気に入った点

Anker PowerCore 10000は、「小型・軽量」「価格の安さ」「安全性の高さ」を兼ね備えた、モバイルバッテリーのベンチマークといえるモデルです。
機能を限りなくシンプルにすることで、子どもからお年寄りまで使いやすい、ユーザーフレンドリーな設計が特長です。
シンプルだからこそ小型・軽量

Anker PowerCore 10000は、10000mAhのバッテリー容量を持ちながら非常にコンパクトなサイズを実現しています。
その理由は『余計な機能を一切搭載していない』点にあります。
モバイルバッテリーに搭載される機能
- PD対応20W出力
- 2台・3台同時充電
- バッテリー残量ディスプレイ
- 内蔵コンセントプラグ
最近のモバイルバッテリーには便利な機能が多く搭載されており、機能性が向上する一方で、サイズが大きくなったり価格が上がったりする傾向があります。
Anker PowerCore 10000は、余計な機能を省くことで、10000mAhという容量ながら手のひらに収まる小型軽量サイズを実現しています。
コスパがよく、安全性も抜群

Anker PowerCore 10000は、安いわりに安全性が高いのが特長です。
モバイルバッテリーは手に持っていると、万が一の落下が心配ですが、Ankerのモバイルバッテリーは耐衝撃性のある素材を使用しているため、落下によるダメージから内部をしっかり保護します。
私の使っているAnker PowerCore 10000も手から何度か落ちてしまいましたが、普通に使えています。

また、Anker PowerCore 10000にはMultiProtectが搭載されています。
MultiProtectは、過充電や過熱を防ぎ、安全な充電を行う11の多重保護システムのことです。
Anker PowerCore 10000は耐衝撃性に加え、バッテリーや基板の保護回路も徹底しているため、安心して長く使えるモバイルバッテリーといえるものです。
Anker PowerCore 10000レビュー
以下では、Anker PowerCore 10000を使ってみてのレビューです。
使い勝手・よかった点・気になった点も書いていますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
デザインはシンプルで普段使いしやすい

プラスチックな素材感はやや否めませんが、指紋や汚れが目立ちにくい素材。
普段使いにおいて何も気にせず使いたおせるところが好印象です。
Anker PowerCore 10000の厚さは22mm。
フラットで薄いデザインのため、スマートフォンに重ねて充電しながら使用しても、まったく気になりません。
スマホ2回分のバッテリー容量でお出かけも安心

スマートフォン・タブレットで動画を見たり、ゲームなどをしているとバッテリーの消費が激しいので、容量10,000mAh以上あると何回も充電できて安心です。
機種別バッテリー容量
スマートフォン機種 | バッテリー容量 |
iPhone 11 Pro Max | 3,969mAh |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh |
iPhone 15 Pro Max | 4,422mAh |
Galaxy Z Flip5 | 3,700mAh |
Galaxy Z Fold 5 | 4,400mAh |
Galaxy S23 Ultra | 5,000mAh |
Google Pixel 8 Pro | 5,050mAh |
10,000mAhの容量があれば、機種にもよりますが、スマートフォンを約2回充電できると考えて問題ないでしょう。
スマホを約2回充電できる安心感が、10,000mAh容量のモバイルバッテリーの魅力といえます。
PowerIQによりフルスピード充電が可能

Anker PowerCore 10000の本体充電には、micro-Bケーブルを使用します。
出力についてはUSB Type-Aポートのみの仕様です。
マドキのモバイルバッテリーと比べてUSB-Cケーブルに対応していないのは、単ポート仕様でUSB Type-Aポートにすることで製造コストを抑えるためです。

Anker PowerCore 10000は、PowerIQにより充電する機器の充電スピードが向上しています。
PowerIQは、Anker独自の急速充電テクノロジーで、AnkerのモバイルバッテリーやUSB急速充電器に搭載されています。このテクノロジーのスマートな点は、iPhoneやGalaxy、Kindleをはじめ、ほぼ全てのスマートフォンやタブレット等に対応できるように設計されているところ。PowerIQを搭載したモバイルバッテリーやUSB充電器にはスマート充電チップが組み込まれており、このチップが接続された機器を即座に認識し、その機器に適した最大のスピードでの急速充電を可能にしています。
Anker/Anker独自の急速充電テクノロジーPowerIQ (ankerjapan.com)
PD非対応ながらも、最大12Wでデバイスに充電できるため、実用上は十分に速い充電が可能です。

今回もiPhone 15で出力を測定しました。充電出力は実測で約9.5Wです。
20W出力のPD対応モバイルバッテリーと比べると絶対的な出力は劣りますが、個人的にはストレスなく充電できると感じました。
インジゲーター表示

Anker PowerCore 10000には、バッテリー残量を示すLEDインジケーターが搭載されています。
インジゲータ表示 | バッテリー残容量 |
●〇〇〇 | 25% |
●●〇〇 | 50% |
●●●〇 | 75% |
●●●● | 100% |
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)のように、バッテリー残量ディスプレイがないため数値での把握はできませんが、LEDインジケーターの視認性が良いため、ザックリとした残量確認には十分です。
2台同時充電・パススルー充電はできない仕様

Anker PowerCore 10000は、複数同時充電不可・パススルー充電には非対応です。
これらの機能はリーズナブルな価格にするために省かれています。
まとめ
Anker PowerCore 10000のレビューをしてきました。
印象としてはまさに【質実剛健】。
シンプルなデザインでマットな表面素材のおかげで指紋や汚れが目立ちにくく、どのような場面でも気軽に使えるのがいいと感じました。

22mmの薄さで重ね持ちもしやすく、充電しながらスマートフォンを使用するのにも適しています。
スマートフォンの充電時間もPowerIQにより最大12Wの出力で充電してくれるので、急いで充電したいときもオススメです。
Anker PowerCore 10000を購入するメリット。
- 価格の安さ
- PowerIQによる充電の早さ
- 11の保護機能で安全性も高い
価格を安くしているだけではなく、安全性を高めるために11の安全機能ついています。
必要最低限の機能ながらスマートフォン2回分充電可能なAnker PowerCore 10000。
2,990円というハイコスパな価格で、安全性の高いモバイルバッテリーを求めている人にはオススメです。



