【徹底比較】Nebula Capsule 3とCapsule Airの違いを実機レビュー!選び方の決め手はこれ

どっちが買い? Capsule 3 vs Capsule Air 徹底比較!記事のキャッチアイ画像

こんにちは!

りくガジェのりくぴいです。@rikupii_gadget

寝室で天井に投影したり、旅行先のホテルで映画を観たり——
コンパクトで手軽に楽しめるモバイルプロジェクターって、ほんと魅力的ですよね。

中でも【Nebula Capsule 3】と【Capsule Air】は、どちらも人気のモデル。
でも、「見た目は似てるけど、どう選べばいいの?」と悩む方も多いはず。

そこで本記事では、実際に使ってわかったリアルな違いを比較しながら、
「どんな人にどちらがおすすめか?」をわかりやすく紹介していきます。

選び方のポイントは意外にも、「投影サイズ」だったんです。

もくじ

 【結論】Nebula Capsule 3とAir、どっちを選ぶべき?

Nebula Capsule 3とCapsule Airの用途別おすすめモデル比較表。コスパ重視や寝る前の視聴にはAir、大画面視聴やスクリーン投影にはCapsule 3が推奨されている。用途に応じた選び方が紹介され、シーンに合った1台を選ぶ大切さが強調されている。

どちらのモデルも、画質や音質にそれぞれ特徴がありますが——

実は、それ以上に選ぶときに気にしたいのが「投影サイズ」なんです

Capsule 3とCapsule Airを選ぶときは、100インチ以上で映したいかどうかがひとつの分かれ目になります。

Nebula Capsule Airを使用して、リビングの壁紙に100インチ映像を投影している様子。ソファから壁までの投影距離は約2.65m。

14畳のLDKにて撮影

Capsule Airは100インチで、投影に必要な距離は約2.65m。

使いやすいシチュエーションでいえば、6畳の部屋の距離感というイメージです。

Nebula Capsule Airの投影距離が遠すぎる際に表示される注意メッセージ画面。“推奨される投影距離は0.3から2.7mの間です”という案内とともに、赤いバツ印が表示されている。

Capsule Airは手動補正で120インチくらいまでなら視聴可能ではある

もう少し大きな画面で観たいな〜と思って距離をとりすぎると、
画像補正をかけたタイミングで「遠すぎます」というメッセージが出てしまうんです。

これは、Capsule Airの自動補正が対応できる距離が約2.7mまでと決まっているためで、それ以上の投影距離で使うと地味にストレスになることもあります。

そのため、Capsule Airはコンパクトなお部屋や、リビングのテーブルに置いて近くの壁へ投影するスタイルが快適かなと感じました。

Nebula Capsule 3を使用し、約3.1mの距離からリビングの壁紙に映像を投影している様子。120インチ相当の大画面投影が可能なシチュエーション。

14畳のLDKにて撮影

逆に、「100インチ以上の大画面で観たい気持ちが、ちょっとでもある」なら、2万円多く出してでもCapsule 3を選んだ方が、あとからモヤモヤしません

このあたりは、使う部屋の広さやレイアウトとセットで考えるのが正解ですね。

スペック比較|Capsule 3 vs Capsule Airの違いを徹底検証

スクロールできます
モデル
Nebula
Capsule 3

Anker Nebula Capsule 3の全体写真
Nebula
Capsule
Air

Anker Nebula Airの商品画像
サイズ高さ:約160mm
直径:約78mm
高さ:140mm
直径:68mm
重量約850g約650g
光源LEDLED
輝度200
ANSIルーメン
150
ANSIルーメン
解像度1920×1080画素
(フルHD)
1,280 x 720
(HD)
搭載OSGoogle TVGoogle TV
ランプ寿命約30,000時間約30,000時間
コントラスト比400:1400:1
アスペクト比16:916:9
スクリーン
サイズ
40 ~ 120
インチ
40 ~ 100
インチ
フォーカス自動自動
台形補正自動自動
水平補正自動自動
スクリーン
フィット
ありなし
障害物回避ありなし
スピーカー出力8W
(モノラル)
5W
(モノラル)
騒音レベル28 dB28dB未満
価格69,990円
(税込み)
119,900円
(税込み)
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価格は税込み

サイズ・重さ・デザインの違いを写真付きで比較

Nebula Capsule 3(高さ160mm)とNebula Capsule Air(高さ140mm)を並べてサイズ比較している画像。Capsule 3の方がやや背が高い。
Nebula Capsule 3(直径78mm)とNebula Capsule Air(直径68mm)を上から見たサイズ比較画像。Capsule 3の方がひと回り大きい。

Capsule 3は、だいたい500mlのペットボトルくらいのサイズ。

対して、Capsule Airは350mlの缶ジュースくらいで、手のひらにすっぽりおさまるコンパクトさが魅力です。

Nebula Capsule 3とCapsule Airをそれぞれ片手で持ったサイズ感比較。Capsule 3はやや大きく、Airは手のひらに収まりやすいコンパクトサイズ。

数字だけだと「そんなに変わる?」って思うかもしれませんが、実際に手に取ってみると違いは一目瞭然

軽さと小ささでは、Capsule Airがかなり優秀です。

Nebula Capsule 3は826g、Capsule Airは624gと、実測で約200gの重量差があることを示す比較画像。Capsule Airは片手で軽く持てる軽量さが特徴。

 特にCapsule Airは、カバンに入れても「えっ、入ってたっけ?」と思うくらい軽いので、持ち運びが多い人にはうれしいポイント。

Nebula Capsule 3は実測で827g、Capsule Airは624g。
 
とはいえ、Nebula Capsule 3も片手でスッと持てるサイズと重さ。
部屋から部屋への移動やカバンでの持ち運びも、どちらのモデルもラクにこなせます。

Nebula Capsule 3とCapsule Airのセンサー位置を比較した画像。Capsule 3は本体下部、Capsule Airはレンズ直下にセンサーが配置されている。

正面のデザインは、実はけっこう違います。

Nebula Capsule 3は、センサーが本体の下の方にあるのに対して、Capsule Airはレンズのすぐ下に配置されています。

この位置の違いが見た目の印象にも影響していますね。

Nebula Capsule Airの本体カラー比較。左は赤いリングがアクセントのスペースグレー、右はシンプルなホワイトで赤ラインなし。

また、Capsule Airはカラーバリエーションによってデザインにも違いがあります。

たとえば、スペースグレーモデルにはレンズ周りに赤いリング装飾がありますが、ホワイトモデルにはその装飾がありません。

同じCapsule Airでも、本体カラーによって雰囲気が変わるので、見た目にこだわりたい人は色選びも楽しめると思います。

付属品・操作部・端子

付属品

Nebula Capsule 3とCapsule Airの付属品を比較した画像。リモコンや電源アダプタ、USB-Cケーブルなどが並べられている。

付属品については両モデル同じ構成で、届いたらすぐに使い始められます。

付属品一覧(両モデル共通)

  • リモコン(音声入力対応)
  • 単4形乾電池(×2)
  • 電源アダプタ(45W PD)
  • USB-Cケーブル
  • クイックスタートガイド

USB-Cケーブルの長さは約92cmと、決して短くはないんですが、やっぱり1.8mくらいの余裕があるケーブルを使ったほうが取り回しはラクです。

コンセントまで距離がある場所やベッドまわりで使うなら、延長コードを使うのもアリですが、長めのケーブルがあると見た目もすっきりします。

操作部

Nebula Capsule 3とCapsule Airの上面を比較し、音量・ナビゲーション・決定ボタンなどの配置が同じであることを示している図。

上面の操作部は、両モデルとも共通のデザインです。

物理ボタンではなくセンサータイプなので、押しごたえはないものの、軽いタッチでスッと操作できます

Nebula Capsule 3とCapsule Airの上部を比較。Capsule Airには冷却用の吸気口スリットがあり、Capsule 3はフラットな天面デザイン。

Capsule Airは、上面にスリットが入っていて、ここからシステム冷却用の空気を取り込む設計になっています。

一方で、Capsule 3はサイド吸気のため、上面がフラットなデザインになっていて、見た目もスッキリとした印象です。

暗所で光るNebula Capsule 3とCapsule Airのタッチパネル。Capsule Airのホワイトモデルはバックライトが本体色と同化しやすい。

Capsule Airのホワイトモデルについて言うと、タッチパネルのバックライトが本体色と同系色なので、黒い本体のCapsule 3に比べると少し見えにくく感じます

とはいえ、暗い部屋で使えばバックライトの発色もしっかりしているので、操作に困ることはほとんどありません

Nebula Capsule 3とCapsule Airの背面ボタン配置の比較。Capsule 3は3ボタン構成、Capsule Airは縦並びでシンプルなデザイン。

背面のボタンレイアウトは、両モデルで違いがあります

一番上の赤外線レシーバーは共通ですが、Capsule Airには、投影モードとBluetoothスピーカーを切り替える「モード切り替えボタン」がありません

Capsule Airでは、Bluetoothスピーカーはメニュー内の設定から簡単に切り替え可能です。

Anker Nebula Capsule Airの背面にある電源ボタンを指で押している様子。ボタンが凹んでおり、押しやすい形状になっている。

また、電源ボタンは本体サイズに合わせて、Capsule Airのほうが一回り小さくなっています


最初は「ちょっと押しづらいかな?」と思ったんですが、ボタンにくぼみがあって、指先で押しやすい形です。

対応端子

Nebula Capsule 3とCapsule Airの端子比較。Capsule 3はAUX出力・USB-A搭載、Capsule AirはシンプルなHDMIとUSB-C端子のみ。

対応している端子も、Capsule 3とCapsule Airではけっこう違います。

モデルCapsule 3Air
USB-C
ポート
HDMI
入力ポート
AUX
出力ポート
×
USB-A
ポート
×

AUX端子こそありませんが、Bluetooth対応のヘッドホンやスピーカーをつなげば音声出力には困りません。


ワイヤレス派の人には、むしろこれで十分かもしれませんね。

明るさ・光源の違い|昼間や天井投影でどう見える?

光源の違い

LED光源とレーザー光源の違いを比較した表。明るさや色の表現力、価格、使用環境において、レーザー光源は明るくコントラストが強いが高価。LED光源はやさしい発色と価格の安さが魅力で暗所向き。

Capsule 3とCapsule Airは、LED光源を採用しています。

どちらも約30,000時間の長寿命で、価格が比較的リーズナブルなのもLED光源ならではの特徴。

さらに、温かみのある色合いで目にやさしい映像が楽しめるのも大きなメリットです。

レーザー光源のようなキリッとしたコントラストは出せませんが、長時間の視聴や寝る前のリラックスタイムにはぴったりな光源です。

明るさの違い

今回は、いつもの室内照明に加えて、昼間の環境でも

  • 日中
  • 夕方 (曇り・雨天時も同様)

の2パターンで、より詳しく映像の見え方を検証しています。

昼間(日差しが強い午前中)

Nebula Capsule 3とCapsule Airの明るさを、リビングの昼間(朝・夕方)と夜間(明るい・やや暗い・暗室)で比較した図。暗室では両モデルとも見やすいが、明るい環境ではCapsule 3の方が若干視認性が高い印象。

Nebula Capsule 3とCapsule Airを比べると、「明るさ」はCapsule 3のほうが約50ANSIルーメン高いものの、明るい環境ではどちらのモデルも映像が見づらく感じました

とはいえ、これはNebula Capsule 3やCapsule Airに限らず、低照度のモバイルプロジェクター全体に共通する特徴です。

暗い部屋での視聴が前提となっているため、昼間に使用する場合は、カーテンを閉めるなど光を抑える工夫をすれば、快適に視聴できます。

夕方(曇り・雨天時)

Nebula Capsule 3とCapsule Airの投影明るさを、日差しが強い午前中のリビングで比較した様子。両モデルとも明るい環境では映像が見えづらく、壁面に映像がうっすら確認できる程度。

投影面に当たる光が弱まると、青を基調とした映像もだんだん視認できるようになります。

ただし、全体的にはまだ白っぽさが残っており、快適に視聴できるレベルとは言いがたい印象です。

照明全灯(昼間も同様・非常に明るい場所)

Nebula Capsule 3とCapsule Airの明るさを、照明を全灯にした明るいリビング環境で比較している様子。両モデルとも壁紙への投影が薄く、映像の視認性はかなり低下している。

日差しが差し込む場所や、照明を全灯にしたような明るい環境だと、正直どちらのモデルも映像はかなり見づらいです

間接照明(やや暗い場所)

Nebula Capsule 3とCapsule Airをやや暗い室内(間接照明)で投影した様子。青みの映像がよりはっきりと浮かび上がり、両モデルの本領が発揮されている。

天井の照明を消すことで、投影面に当たる光がグッと減りました。

すると、映像の青みがより鮮やかに際立ってきて、ここからCapsuleシリーズの本領発揮といった感じです。

もちろん、間接照明の位置や明るさにもよりますが、このくらいの環境なら、かなり満足度の高い映像が楽しめます

照明OFF(暗い場所)

Nebula Capsule 3とCapsule Airの比較。部屋を完全に暗くした状態での映像投影。両モデルとも色の階調や水面のグラデーションが明瞭に再現されている。

暗い場所では、どちらのモデルも本来の実力をしっかり発揮してくれます

明るい環境で見られたような白っぽさは消え、水面の青のグラデーションもしっかり再現されていました

両モデルとも、暗室ではとても満足度の高い映像が楽しめます

ただし、補足しておくと、低輝度のプロジェクターでも、投影サイズを小さくすれば映像はぐっと見やすくなります
これは、画面が小さくなることで光が集まり、密度が高まるためです

映像モードの種類と違いを比較!

Nebula Capsule 3とCapsule Airの画像モード比較。標準・映画・会議・カスタムの4種類がどちらのモデルにも共通で搭載されており、カスタム設定で細かな調整も可能。

画像モードは両モデルとも、3つのプリセット設定とカスタム設定があります。

Nebula Capsule 3とCapsule Airの画質設定

  • 標準
  • ムービー
  • 会議
  • カスタム

プリセット自体はシンプルですが、カスタム設定ではコントラスト・彩度・ガンマなどを細かく調整できるため、映像にこだわりたい方でもしっかり楽しめます

壁色補正機能の違い|ベージュの壁でもちゃんと見える?

Nebula Capsule 3とAirに搭載された『壁色補正機能』の比較。左は補正オフで全体がやや白っぽく、右は補正オンで色が鮮やかに表示されている。壁紙がベージュでも自然な色合いに補正されている様子が示されている。

Nebula Capsule 3とCapsule Airは壁の色に合わせて、色合いを補正する機能を備えています。

壁紙補正色一覧(壁色に近いものを選ぶ)

  • オレンジ
  • シアン
  • 黄色

 壁紙の色は8色まで対応しているのは両モデル全く同じです。

白い壁紙の部屋に設置されたNebula Capsule Air。ベージュ系の壁紙に対して、プロジェクター本体が三脚スタンドに取り付けられている。

わりと暗めの壁紙では、若干補正しきれない印象もありましたが、

写真のようなベージュ系の壁紙では、色表現もしっかりしていて、自然な映像が楽しめました。

 解像度・コントラスト・色の鮮やかさの違いを比較

Nebula Capsule 3はフルHD、Capsule AirはHD画質に対応しています。

正直なところ、100インチほどの大画面になると、解像度の差による映像の滑らかさに違いがはっきり出てきます。

コントラスト

Nebula Capsule 3とCapsule Airの夜景映像におけるコントラスト比較。Capsule 3はライトが明るくはっきり見える一方、Capsule Airはやや控えめな明暗差で落ち着いたトーンの映像を表示している。

Capsule 3とCapsule Airを比較すると、コントラスト自体には大きな差は感じません。

ただし、暗所でのグラデーション表現では、Capsule 3のほうがわずかに階調が豊かに見える印象です。

+50ANSIルーメンの差が効いており、とくに車のライトなど明暗のメリハリが求められるシーンでは、Capsule 3に軍配が上がります。

解像度

Nebula Capsule 3とCapsule Airの映像を並べた比較。Capsule 3は髪の毛や輪郭まで細かくなめらかに表示されており、Capsule Airはやや粗さがあるもののHD画質でも見やすい。画面下には「80インチ前後の壁紙投影ならCapsule Airでもぜんぜんアリです◎」のコメント。

100インチで投影すると、フルHD対応の Capsule 3 のほうが、映像がより細かく、滑らかに見えます。
一方で、Capsule Air はピクセル数が少ないため、文字の輪郭や細かな部分にやや粗さを感じることがあります。

解像度に、両モデルに明確な違いがあるためです。

  • Capsule 3・・・フルHD 1920 × 1080(1080p)
  • Capsule Air・・・HD 1280 × 720(720p)
Nebula Capsule 3とCapsule Airの字幕表示の比較画像。Capsule 3は字幕の輪郭までくっきりと表示され読みやすいのに対し、Capsule Airはにじみやドット感があり少しぼやけた印象。画面下に「字幕付きの映画をメインで観るならより高精細なCapsule 3が安心」と記載。

Capsule Airでは、投影面がフラットで平滑なほど、字幕の輪郭がややぼやけて見え、ピクセルの粒感も感じやすくなります。

Nebula Capsule 3(フルHD画質)と Capsule Air(HD画質)で同時に80インチの壁紙投影を比較。字幕や車の輪郭など、細部のシャープさに解像度の違いが表れている様子。

とはいえ、スクリーンでも壁紙でも、80インチ以下のサイズであればピクセルは目立ちにくく、十分きれいな映像が楽しめます。

実際に比較すると違いはあるものの、単体で使用している限りでは、どちらのモデルも満足できるクオリティだと感じました。

Nebula Capsule Airの『スクリーンドア効果の低減設定』を示すスクリーン画面。画像処理でピクセルの目立ちを抑えるための設定インターフェースが表示されている。

さらに、Capsule Airには、「画像設定 > エキスパート設定」内にある
『スクリーンドア効果の低減設定』という機能も搭載。

これはピクセルの目立ちを抑える画像処理機能で、実際に使用してみると、
ピクセル感が和らいだ印象を受けました。

色の鮮やかさ

Nebula Capsule 3とCapsule Airの色合い比較。Capsule 3は明るくはっきりとした色味でコントラスト強め、Capsule Airは自然で落ち着いたトーンの発色。

色の鮮やかさに関しては、Capsule 3とCapsule Airの間で大きな差は感じませんでした。

明るさの違いで若干トーンには差がありますが、比較しない限り気づかない程度で、どちらもナチュラルかつ美しい色合いです。

 音質の違い|スピーカー性能と聞き取りやすさ比較

音質については両モデルに違いがあります。

  • ・Capsule 3・・・8Wモノラルスピーカー
  • ・Capsule Air・・・5Wモノラルスピーカー

・Nebula Capsule 3・・・8Wモノラルスピーカー

・Capsule Air・・・5Wモノラルスピーカー

8Wスピーカーを採用しているCapsule 3は、特に低音に厚みがあり、全体的に音に力強さを感じます。
わずかな差ではありますが、出力が高いぶん、音場の広がりもやや上回っている印象です。

一方、Capsule Airは5Wスピーカーを搭載しており、サイズ相応ながらしっかりと音を鳴らしてくれます。
重低音はやや控えめですが、中音域がはっきりしていて、セリフが聞き取りやすいのが好印象です。

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モデルDolby
Digital Plus™ 対応
音質
Nebula Capsule 3中音域がしっかりしていて
セリフも聞き取りやすい
Airドンっと響く低音は控えめ。中低音は
しっかりでセリフの聞こえも◎

なお、両モデルともに「Dolby Digital Plus™」を搭載しており、クリアで広がりのあるサウンドを再現できます。
映画やアニメなどの映像作品では、臨場感のある音響でより高い没入感を味わえました。

Capsule Airはスペック上、Capsule 3よりスピーカー出力が3Wほど控えめですが、
コンパクトな部屋やベッドサイドで使う分には十分な音量と音質をしっかり感じられます。

 起動速度を実測レビュー

Nebula Capsule 3とCapsule Airの起動時間比較。Capsule 3は約35.8秒、Capsule Airは約36.6秒で、両モデルの起動時間に大きな差はなし。

起動時間はについては実測で、

  • Capsule 3・・・約35.8秒
  • Air・・・約34秒

でした。

ほとんど差がありません。

Nebula Capsule 3とCapsule Airのスタンバイモード機能。電源ボタンを1回押すだけでスタンバイに移行し、5秒以内で復帰可能。30分無操作で自動電源オフ。

両モデルとも、電源ボタンを一度押すだけでスタンバイモードに移行できます。

このスタンバイモードを使えば、約5秒での高速起動が可能なので、少し席を外すときなどにも便利です。

なお、スタンバイ状態のまま30分が経過すると、自動で電源がオフになります。

自動補正機能の違い|オートフォーカス・台形補正を比較

Nebula Capsule 3とCapsule Airを比べると、「補正機能」に明確な違いがあります。

Nebula Capsule 3とCapsule Airを比べると、「補正機能」に明確な違いがあります。

Capsule 3は、オートフォーカス・台形補正(水平・垂直)・

スクリーンフィット・障害物回避と、充実した自動補正機能を搭載。


一方のCapsule Airには、スクリーンフィットと障害物回避機能は搭載されていません。

ただ、個人的にはCapsule Airは大画面でのスクリーン投影というより、
コンパクトな部屋での“壁紙投影”を前提にしている設計なのかなと感じました。

障害物回避がなくても、そもそも投影距離が短いので、本体の向きや角度を少し変えるだけで簡単に調整可能。

Nebula Capsule 3で女性の映像を投影。スクリーンフィット機能で黒枠にぴったり収まり、美しい表示が実現。

ただし、スクリーンにぴったり投影したい方には、Nebula Capsule 3のスクリーンフィット機能が便利です。

黒枠のあるスクリーンでも、映像がほぼジャストサイズで収まるので、見た目にも気持ちよく視聴できます。

Nebula Capsule 3とCapsule Airの画像補正機能比較。Capsule 3はスクリーンフィットや障害物回避を含む4機能を搭載。一方、Capsule Airはシームレス台形補正が特徴。

画面の大きさは50%〜100%の間で調整可能なので、自分に合ったサイズで快適に視聴できます。

 機能性・操作性の違い

Android TVとGoogle TVの検索機能比較図。Google TVはPrime Video、Netflix、Disney+、YouTubeなど複数の配信サービスを横断検索でき、目的の作品にスムーズにアクセス可能。

両モデルともにGoogle TVを搭載しており、操作感はほぼ共通です。

Google TVでは、Prime Video・Netflix・Disney+などのストリーミングアプリを横断検索できるため、見たいコンテンツを探すのがとてもスムーズ。
アプリをいちいち切り替える必要がないので、操作性も快適です。

また、最近のAnker製プロジェクターはGoogle TVを標準搭載しているモデルが多く、エンタメ用途としても非常に扱いやすい設計。
Netflixアプリもプリインストールされており、アプリ内からそのまま視聴可能です。

ストリーミング視聴の面では非常に充実していて、使っていて特に不満を感じることはありませんでした

リモコン・アプリ・操作感の違いをレビュー

Nebula Capsule 3とCapsule Airに付属するGoogleアシスタント対応リモコンの比較。両モデルとも音声検索に対応し、マイクボタンで操作可能。

リモコンは、両モデルともにGoogleアシスタント対応で、マイクボタンを押しながら
話すだけで音声検索が可能です。

小さなお子さんでも直感的に使いやすく、慣れるととても便利な機能です。

デザインは共通ですが、本体カラーにあわせて黒と白で印象がガラッと変わります

黒は重厚感のある落ち着いた雰囲気、白は明るくて垢ぬけた印象。

使うシーンや好みに合わせて、カラーで選ぶのもアリですね。

Nebula Capsule 3とCapsule Airのリモコンを手に持って比較している様子。どちらのリモコンも振動センサー搭載で、暗所でも操作しやすいバックライト付きボタンを搭載。

振動センサーにより、手に持った時にボタンが光るため、暗い場所での操作性も抜群です。

スマホ連携もOK!Nebula Connectアプリ!

Nebula Capsule 3とAirの両モデルで使える『Nebula Connect』アプリの操作画面。スマホ画面にはCapsule Airとの接続やタッチパッド操作の様子が映っており、リモコン操作時にiPhoneが振動することを示す注釈も表示されている。

AnkerのNebulaシリーズは、スマートフォンから操作できる「Nebula Connect」アプリに対応しています。

アプリの画面はシンプルで見やすく、使いたい機能にすぐアクセスできるのが嬉しいところ。

操作方法は「タッチパッド」「方向キー」「マウスモード」の3つが用意されていますが、個人的に気に入っているのはタッチパッド。

iPhoneで操作していると、画面をなぞるたびに軽く振動してくれるので、“押した感覚”がしっかりあって気持ちいいんですよね。

さらに、検索のときはスマホのキーボードで文字入力できるので、リモコンでポチポチするより断然ラクでした。

再生時間・充電時間の違い

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モデル動画再生時間充電時間
Nebula Capsule 3最大2.5時間約3.5時間
Air最大2時間約2.5時間

バッテリーの再生時間は、Nebula Capsule 3が最大約2.5時間、Capsule Airが最大約2時間です。

Capsule 3はあまり気になりませんが、Capsule Airは映画1本(約1時間40分)を見ると、ちょうどギリギリという印象です。

また、本体の充電時間にも違いがあり、Capsule 3は約3.5時間、Capsule Airは約2.5時間と、Airのほうが約1時間早くフル充電できるのも特徴です。

Nebula Capsule 3とNebula Capsule AirのLEDインジケーター比較。バッテリー残量が少なくなると、両モデルともLEDが赤点滅して残量低下を知らせてくれることを示している。

とはいえ、バッテリー残量が少なくなると、上部の操作パネル全体が赤く点滅して知らせてくれます。

そのタイミングで充電ケーブルやモバイルバッテリーをつなげば、最後まで安心して視聴できます。

Nebula公式バッテリー内蔵三脚スタンドの紹介。Capsule 3 Laser、Capsule 3、Capsule Airに対応し、角度調整と同時に充電が可能な2-in-1仕様。

また、バッテリーを内蔵した三脚スタンドも用意されているため、角度調整と同時に充電もできるのが便利です。
設置の自由度がグッと高まり、プロジェクターの使い勝手もさらに向上します。

モバイルバッテリーの相性

Nebula Capsule 3とCapsule Airをモバイルバッテリー(Anker製)で充電中。PD30W対応・10,000mAh以上のモバイルバッテリーが推奨されており、つぎ足し充電に最適。

両モデルともに、コンセントからの充電はもちろん、モバイルバッテリーによる充電にも対応しています。

実測での消費電力

  • Nebula Capsule 3・・・約34W
  • Air・・約28W
Nebula Capsule 3をモバイルバッテリー(Anker製)で充電している様子。USB-C電力チェッカーで19.89V・1.46A(約29W)の出力が確認でき、PD対応充電の様子が可視化されている。

モバイルバッテリーを使うなら、両モデルとも30W出力クラスであれば問題なく使用可能という印象です。

容量については、10,000mAhクラスでも“つぎ足し充電”にはちょうどいいですが、しっかりとフル充電したい場合は、20,000mAh以上あると安心ですね。

外部スピーカー接続

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モデル有線スピーカー
ヘッドホン
Bluetoothスピーカー
ヘッドホン
ARK接続
Nebula Capsule 3
(eARKには非対応)
Air×
HDMI接続可
音量調整連携は〇

先述のとおり、Capsule AirにはAUX端子がありません
そのため、音声を外部出力する場合は、Bluetoothデバイスの利用またはHDMI端子を使った接続が必要になります。

HDMI接続に関しては、Capsule 3は公式にARC対応しており、ARC対応のアンプと接続することで、音声の出力や音量調整も問題なく動作します。

しかし、Capsule Airは、スペック表にARC対応の記載がありません

実際にARC対応アンプに接続したところ、音声出力やリモコンによる音量調整は可能でしたが、正式にARC対応しているかどうかは不明です(わかり次第追記します)。

【用途別早見表】あなたに合うのはCapsule 3?Air?

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こんな方おすすめモデル理由
コスパ重視!手軽にシアター
生活を始めたい
Air要な機能はバッチリ!
コスパで選ぶならこれ!
寝る前にベッドで映画を
見るのが日課
Air150ANSIルーメンの落ち着いた映像で
夜の視聴もまぶしすぎない
100インチ以上の大画面で
映画を観たい
Nebula Capsule 3フルHDならではの高精細映像で
字幕までくっきり
スクリーン投影で視聴する
予定がある
Nebula Capsule 3スクリーンフィット機能で映像が
気持ちいいほどピタッとスクリーンに収まる
外出先や旅行先でも使いたいAirバッグにもサッと収まる
持ち運びやすいサイズ感
モバイルバッテリーで
充電しながら使いたい
Nebula Capsule 3
Air
PD30W〜45W対応&10,000mAh以上の
モバイルバッテリーで安心

Capsule 3とCapsule Airは、スペックだけでなく価格にも大きな差があります。

だからこそ、選び方はとってもシンプル。

「どんな場所で」「どんなふうに使いたいか」さえイメージできれば、自分に合ったモデルが自然と見えてきます。

使う環境とシーンに合わせて選べば、無駄のない、満足度の高い選択になると思います。

【まとめ】Capsule 3とAirの違いを分かりやすく振り返り

両モデルの違いを比較してきましたが、結論として、100インチ以上の大画面で繊細な映像を楽しみたい方には「Nebula Capsule 3」がおすすめです。

フルHD対応のCapsule 3であれば、100インチのサイズでも映像が滑らかで、文字や細部の描写もくっきり
解像度の高さをしっかりと感じられます。

一方で、ワンルームや寝室など6畳ほどのスペースで使う予定なら、個人的には「Capsule Air」でも十分満足できるという印象でした。

解像度はHD画質のため、フルHDのNebula Capsule 3には劣るものの、80インチ以下のサイズで壁紙に投影すれば、画質の粗さはほとんど気になりません。

Nebula Capsule 3とCapsule Airは、価格帯も性能も異なるモデルですが、それぞれの魅力がしっかりとあります。

それぞれの使い方やライフスタイルに合わせて選べば、どちらを選んでも満足できる一台になると思います。

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もくじ