BenQ GV50レビュー!天井投影特化に進化した「究極の寝落ちモバイルプロジェクター」を徹底解説

BenQ GV50 キャッチアイ画像

当記事は、ベンキュージャパン様から商品をお借りして作成しています

ポップコーンより映画が主食!

どうも、りくぴいです。@rikupii_gadget

2000年代後半に登場したモバイルプロジェクターは進化を遂げ、現在ではさまざまなメーカーから多様なモデルが発売されています。

今回レビューするのは、2024年11月5日に発売された、GVシリーズの最上位モデル『BenQ GV50』です。

BenQ GV50の特長を簡単に言えば、『天井投影に特化したモバイルプロジェクター』ということ。

最近では、ジンバルという安定装置を使って天井投影に対応するモバイルプロジェクターが増えていますが、シーリングライトや天井の形状によっては、オートフィット機能によって投影サイズが小さくなることがよくあります。

BenQ GV50の特長

  • 自動補正&手動位置調整でドンピシャ投影が可能
  • レーザー光源で明るさと鮮やかさを強化
  • スリープタイマーなどベッドタイムに最適な機能搭載

BenQ GV50の解像度はフルHD(1,920×1,080ピクセル)で、GV31と同等ですが、レーザー光源を搭載しているため、LED光源のGV31よりも明るく色鮮やかな映像が楽しめます。

クルっと本体を回転すれば、「135°の回転機構」で壁はもちろん天井投影もカンタンなもので、自動縦横回転補正&オートフォーカス機能により設置性の高さも使いやすさにつながっています。

また、自動補正後に好みの投影位置やサイズを調整でき、cm単位で位置を変更できるモバイルプロジェクターとして、BenQ GV50は初めてのモデル。

『天井投影したらシーリングライトが邪魔で、思った位置に画面が来ない』といった、歯がゆい思いとは無縁です。

今回は、BenQ様から発売前のGV50をお借りすることができましたので、画質や使い勝手などについてレビューしていきます。

動画でも詳しくレビューしています↓↓

もくじ

BenQ(ベンキュー)とは

BenQ(ベンキュー)は、最新のテクノロジーとライフスタイルを融合させた独自の製品を提供している、1984年に設立された台湾の電気製品メーカーです。

同社は「Bringing Enjoyment and Quality to Life」という企業ビジョンのもと、消費者に楽しさと品質を提供することを目指しています。

日本市場では、ベンキュージャパン株式会社が主にプロジェクターと液晶ディスプレイの販売を展開しており、2001年にBenQブランドの製品販売を開始して以来、液晶ディスプレイは累計200万台、プロジェクターは累計10万台を販売する実績を誇っています。

BenQ GV50 詳細

モデル名BenQ GV50
GV50写真
サイズ
(W x H x D)
130.0×211.2×191.4mm
(台座込み)
重量約2.1kg
(台座込み)
解像度FHD
(1920×1080)
明るさ
(ANSIルーメン)
500
投写方式単板DLP方式
光源レーザー
投影サイズ30~120インチ
台形補正自動縦横回転補正
ピントオートフォーカス
コントラスト比100,000:1
Rec.709カバー率Rec.709 92%
スピーカー2.1chスピーカー
4Wx2
10W(ウーファー)
合計18W
入力端子・HDMI
・USB Type-C
・USB 2.0 (タイプ A)
・オーディオミニジャック(3.5mm)
USB Type-C
機能
DP Altモード
PD入力最大100W
PD出力最大18W
バッテリー内蔵
ビデオ再生:150分
音楽再生:300分
アプリストアGoogle TV
(Netflix正式対応)
最大消費/
待機時消費電力
90W/0.5W
価格119,800円
BenQ HPBenQ 公式サイトでみる
価格は税込み

BenQ GV50は、GV31のアップグレード版です。

細かい部分の進化点については各レビューで詳しく述べますが、ここでは次の3つの大きな進化点について簡潔にご説明します。

BenQ GV50は、従来のGVシリーズと比較して、『設置性』『映像力』『就寝時の快適性』を大幅に向上させた、天井投影に特化したプロジェクターです。

BenQ GV50の解像度は、フルHD 1,920×1,080でGV31と同等ですが、レーザー光源を採用することで、GV31の300ANSIルーメンと比較して66%増の500ANSIルーメンの明るさを実現しています。

画面補正については、GV31では自動画面補正が縦方向の台形補正のみでしたが、BenQ GV50では縦横回転まで対応しました。

ベッドサイドに置いて微調整を行う際も、台座を回転させると自動で補正が入り、適正な画面にすぐに調整してくれるため、設置性が大幅に向上しています。

また、大きな追加点として、BenQ GV50はスリープタイマーをはじめ、ベッドタイムに最適な機能を搭載しています。

ベッドに入って動画を見ているうちに、寝落ちしてしまうのはよくあること(私はほとんど寝落ちます)。

しかし、BenQ GV50は10~120分の間で選択可能なスリープタイマーを搭載しているため、寝落ちしても安心です。

むしろ、寝落ちするためのプロジェクターと言っても過言ではないでしょう。

BenQ GV50の気に入った点

私が、BenQ GV50を使って気に入った点は、『設置性』『映像力』『就寝時の快適性のよさ』です。

私はBenQ GV11・GV30・GV31を所有し、使用しています。

他メーカーにはない独特の回転機構や高音質のサラウンドスピーカーなど、BenQならではの使い勝手の良さと満足感を味わえることが、GVシリーズを使う大きなメリットです。

BenQ GV50に関して言えるのは、これまでの独特で便利な機能はそのままに、天井投影に特化してさらに進化しているという点。

自動補正&手動位置調整でドンピシャ投影が可能

BenQ GV50には自動台形補正(縦横回転)・オートフォーカス機能が搭載されています。

本体の設置位置や角度を気にすることなく、置くだけで画面の歪みを自動的に補正してくれるので、常に見やすい映像を楽しめます。

設置に関してはコツはなく、置くだけでOKです。

補正時間に関しては、Anker Nebula Capsuleシリーズより若干早い印象で、補正待ちによるストレスは感じません。

ただし、部屋の形状や家具の配置、極端な角度によってはセンサーがうまく働かず、自動補正ができない場合もあります。

BenQ GV50に限った話ではありませんが、自動補正は完璧かつ万能ではないことに注意してくださいね。

BenQ GV50は横補正も自動で行います。

本体は投影面の正面に置かなくても大丈夫です。

ベッドサイドやサイドテーブル、棚に置いても補正が可能なので、自分の好きな位置に本体を設置できますね。

回転補正は、縦スライドのみだった台座を『縦・回転』に進化させたBenQ GV50の新機能で、モバイルプロジェクターでは初めて搭載された機能です。

天井投影時は±30°で回転補正を行います。

また、手動(リモコン操作)であれば1°刻みで画面の向きを変えられるため、補正後にもう少し向きを調整したい場合に非常に便利です。

BenQ GV50には、モバイルプロジェクターとして初めて『画面のズーム・位置の移動』がリモコンで行える機能が搭載されています。

使い方も簡単で、自動補正後にリモコンの画面サイズボタンを押すだけ。

自分の理想的な位置・サイズに完璧に合わせることができます。

BenQ GV50は、縦横回転の自動補正に加え、手動での微調整機能が組み合わさっており、理想的な投影位置を完璧に調整できる点が大きなメリットです。

レーザー光源で明るさと鮮やかさを強化

BenQ GV50の画質は、GV31と比較して大幅に向上しています。

その理由は、レーザー光源を採用しているためです。

レーザー光源は、LED光源に比べて明るく、より鮮やかな色を再現できます。

また、コントラスト比は100,000:1とGV31と同等ながらも、黒の表現はBenQ GV50の方が一歩リードしており、よりくっきりとした画質を楽しめます。

BenQ GV50の明るさは500ANSIルーメンで、GV31の300ANSIルーメンに比べると明るさが向上しています。

そのため、明るい場所ではカーテンを閉めたり、照明を消したりする必要はありますが、より明るく、色が鮮やかなので、薄明かりの環境での視聴がしやすいと感じました。

ベッドタイムに最適な機能たち

BenQ GV50は天井投影に特化したプロジェクターで、就寝前の快適で安心な使用をサポートする機能が搭載されているのが特長です。

BenQ GV50に新搭載された『ナイトシフトモード』では、画質が暖かい色温度に調整され、目の疲れを軽減します。

暖色系の色合いはシネマモードを少し暖色系に仕上げた印象で、色合いに関しては個々の好みが分かれるかもしれません。

私は普段、『鮮やか』な色合いを使用していますが、暖かみのある色合いは目への負担が少なく感じましたし、何よりリラックス効果が高いです。

シネマサウンドモードを使用することで、天井投影時にサラウンド音声が最適化されます。

音の違いは明らかで、比較的小さなボリュームでもセリフが聞き取りやすく、臨場感のある音響を楽しめました。

BenQ GV31を愛用している私は、よく就寝前に天井投影をしながらそのまま寝落ちがお決まりのパターン。

寝落ち自体は非常に気持ち良いものですが、部屋を暗くして寝た方が『睡眠の質が高まる』ことはよく知られています。

BenQ GV50はスリープタイマー機能を搭載しており、最長120分まで任意で設定可能。

これにより、寝落ちしても自動的に電源が切れるため、安心して使える(寝落ちできる)というわけです。

               

BenQ GV50 レビュー

BenQ GV50は、壁面投影はもちろん、天井投影に特化した特長を持つ、モバイルプロジェクターの中でも唯一のモデルです。

ここからは、進化したBenQ GV50の詳細なレビューをお届けします。

実際に使用して感じた「よかった点」と「気になった点」を含めてご紹介しますね。

付属品

BenQ GV50の付属品は以下のとおりです。

  • リモコン
  • 単4電池×2
  • 電源アダプター
  • 電源コード(タイプA・タイプC・タイプG)
  • クイックスタートガイド
  • 保証書 

アダプター仕様にしている理由は、後述するUSB-Cポートを使った充電に対応するためです。

なお、付属品をまとめて収納し、衝撃などから本体を保護する『キャリーバッグ』は別売りとなっています。

サイズ

BenQ GV50のサイズは、130.0×211.2×191.4mm(台座込み)で、コンパクトなモバイルプロジェクターが多い中では、比較的大きい部類に入ります。

これは、高性能なスピーカーシステムを本体に搭載しているためです。

音質の詳細は後述しますが、BenQ GV50には、4W×2のスピーカーと10Wのウーファーが搭載されており、外部スピーカーを使用しなくても十分に満足できる音質が楽しめます。

重さ

BenQ GV50の重量は、実測で2.1kg(台座込み)と決して軽量ではないものの、本体設置時の安定感が非常に高いのが特長です。

特に、テーブルや棚に直接置いた際、軽量モデルでは少しの動きで角度が変わったり、床の振動で画面がブレることがありますが、BenQ GV50ではそれがほとんどありませんでした。

2.1kgの重量ながらも、本体に本革製の持ち手が付いているため、片手でもラクに持ち運びが可能です。

持ち手がついているメリットとして、持ち運びの際に片手が開いていると、バランスがとりやすかったり、ドアを開けたりできます。

リビングや寝室などの移動が多いので、持ち運びのしやすいというのは安心感がありますね。

洗練されたシンプル&モダンデザイン

BenQ GV50は、他のモバイルプロジェクターとは一線を画す、白くて丸みを帯びたデザイン。

その理由は簡単で、スタンド不要で片手でクルッと回すだけで角度調整ができる機能が搭載されているためです。

一般的なモバイルプロジェクターでは、別途で三脚やスタンドを購入する必要があります。

BenQ GV50のメリットは丸い本体とスタンドに回転機構が備わっており、本体のみで天井投影を楽しめること。

ミニマルなホワイトカラーは目立ちすぎず、どの部屋にも置いてもインテリアとの調和性も高いです。

操作系パネルは従来のGVシリーズとは異なるレイアウトです。

スリープタイマーボタン、画面ズームスティックが追加されており、各設定はジョイスティックで選択できるため、操作性は非常に良いもの。

唯一無二の回転傾斜機能を持つ台座

BenQ GV50には、GVシリーズ初の機能として『台座の角度調整機能』が搭載されています。

ベッドサイドで使用する際など、本体の向きごと変えて投影しても視聴は可能なものの、角度によっては画面の自動補正によって、画面が小さくなってしまう場合があります。

台座の角度調整機能は10°と15°の2段階の角度が選べるため、天井の投影位置に合わせて台座の角度を調整してください。

自然な投影角度で快適に視聴できます。

レーザー光源が生む、優れた画質

BenQ GV50の解像度は1,920×1,080のフルHD画質です。解像度とは「画面の細かさを表す指標」であり、ピクセル数によって映像の鮮明さが決まります。

ピクセル数が多いほど、より繊細でなめらかな映像を楽しめるもので、フルHD画質だと120インチの大画面視聴でもなめらかかつ繊細な画像を楽しめるんですね。

BenQ GV50の画像力はレーザー光源ならではのもので、明るくかつ黒が引き締まっているおかげで、アニメから映画まで没入感が高いです。

GV31のLED光源がもつ力強い映像に対して、BenQ GV50は繊細で鮮明な画像力は、その世界にいるかのようなリアルな体験を味わえます。

投影サイズは30インチから120インチまで自由自在

30インチ

(壁から約0.3mの距離)

80インチ

(壁から約2.1mの距離)

120インチ

(壁から約3.2mの距離)

BenQ GV50の投影サイズは、30インチから最大120インチです。

実用レベルでは200~300ANSIルーメンの明るさでも十分なものの、120インチのような大きな投影サイズでは、明るさが不足して映像がぼやけたり、鮮明さに欠けることがあります。

BenQ GV50は500ANSIルーメンの明るさを持つレーザー光源を搭載しているため、映画館のような120インチの大画面でも、より鮮やかで見やすい映像を楽しむことができました。

500ANSIルーメンの明るさで、明るめの環境でも快適視聴

モデル名BenQ GV50BenQ GV31
光源レーザーLED
明るさ
(ANSIルーメン)
500300

GV31と比較して、BenQ GV50が優れていると感じた点は、少し明るい場所でも視聴がしやすくなっていること。

その理由は、レーザー光源を採用し、明るさを500ANSIルーメンに向上させたことにあります。

数値的にはわずかな違いに感じられるものの、実際に体感すると昼間の少し明るい場所でも、非常に見やすくなっていると感じました。

以下で説明します。

照明下の画質(シーリングライト直下の明るい場所)

正直に言うと、シーリングライトの照明下での視聴は厳しいと感じました。

一般的な照明として使われるシーリングライトは、広範囲を均一に照らしてくれますが、投影面に当たる光が強いため、プロジェクターとの併用には不向きです。

この場合、いくつかの工夫をすることで、快適な視聴環境を得ることができます。

  • 照明を消す
  • カーテンを閉める

部屋が多少明るくても、投影面に当たる光を抑制することで、昼間でも快適に動画を視聴可能です。

なお、スポットライトやダウンライトは特定の場所を照らす性質があるため、投影面に直接光が当たらない限り、快適に視聴できます。

日中のカーテンを閉めた部屋(ダウンライト併用)

BenQ GV50を使ってみて、レーザー光源の違いを感じたのは、薄暗い環境での視聴です。

少し明るさが残るため、プロジェクターにとっては万全の視聴環境ではありませんが、それでも色が鮮やかに表現されているのが分かります。

また、黒の表現に長けており、映画の薄暗いシーンであっても深みのある黒が違和感がなく好ましいものです。

夜間の画質(真っ暗な場所)

夜に使用する場合や、部屋を真っ暗にした環境では、色の鮮やかさが一段と際立ちます。

BenQ GV50の色再現率はRec.709で92%で、GV31の98%に比べるとスペック上ではやや劣るものの、体感的には1クラス上の表現力を感じます。

その理由は、レーザー光源がLEDに比べてより高い光の純度を持ってるため、色のコントラストや明るさが強調されやすいからです。

投影する壁紙によって画質にばらつきはあるものの、個人的には映画館クラスの満足度を味わえると感じます。

18Wの迫力サウンドを体感

BenQ GV50の音質は、4W x2 + 10W(ウーファー)の合計18W出力スピーカーを内蔵しており、音の広がりと厚みが際立った臨場感のあるサウンドが特長です。

サブウーファー(2.1チャンネル)は、低音専用に設計されており、特に映画や音楽で迫力のある低音を強調してくれるほか、小さなスピーカーで再現できないような低い音も鳴らしてくれます。

また、2つのフルレンジスピーカーがあることで、包まれ感のある音場が楽しめますから、ホンキで映画を満喫したいときにも豊かな音を楽しめます。

「Google TV」で無限のコンテンツを堪能

BenQ GV50は、動画視聴に最適化されたGoogle TVを搭載しています。

Google TVとは、Netflix、Amazon Prime、Disney+など複数のストリーミングサービスを横断的に検索できるほか、視聴履歴や好みに基づいてカスタマイズされたコンテンツをおすすめしてくれる便利な機能です。

ストリーミングサービスはサブスクリプション型で、各サービスごとに月額料金はかかりますが、新しい映画や番組を発見する楽しさがあります。

た、Google TVは家族全員がそれぞれのプロファイルを作成でき、お子さま向けのコンテンツ制限なども簡単に設定できるのも特長。

  • 休息時間の設定
  • 1日の使用時間に制限を設ける
  • コンテンツの制限

お子さまが安全かつ楽しく使用できるようになっているのもGoogle TVのメリットだといえます

軽量で使い勝手抜群のリモコン

BenQ GV50のリモコンはこれまでのGVシリーズとは異なった形状とボタン配置で、残念ながら『リモコンボタン点灯機能』は非搭載です。

しかし、操作ボタンが白色のため、動画視聴中の視認性は良好といえるもので、ボタン非点灯へ仕様にしたことで、リモコンの電池持ちが良くなっています。

リモコンの重量もGV31の91gに対して69gと約24%軽量化されており、リモコン操作のしやすさと快適性を両立していると感じました。

リモコンは底面に丸みが帯びたものではなく、シャープな形状ながらも手のひらにしっかりと収まるのは、リモコン上部に施された面取り加工によるもの。

リモコンを握って離さない息子もかなりご機嫌のご様子です。

BenQ GV50のリモコン進化ポイント

  • Netflix・Amazon Prime Video・YouTube・「プロジェクター補助キー」のアクセスボタンの追加
  • 画面サイズ・投影位置調節ボタンの設定
  • 重量の軽量化

詳しく説明します。

BenQ GV50には、Netflix・Amazon Prime Video・YouTubeのアクセスボタンが追加されており、観たいチャンネルにメニューに戻らなくてもアクセス可能になりました。

また、「プロジェクター補助キー」機能は、BenQ GV50の機能や使い方に関することがQ&A方式で見れます。

私も何度もお世話になりましたが、こんな時はの対処法が分かりやすく書かれているため、いちいちマニュアルを開く手間がなくなったので便利だと感じました。

前述しましたが、画面サイズ・投影位置の変更もリモコンからも行えるため、使い勝手はよいものです。

多彩な用途に対応するUSB-Cポート

一般的なモバイルプロジェクターでは、USB-C端子は充電専用に割り振られることが多く、各デバイスの接続はHDMI端子もしくはUSB-A端子を使用します。

BenQ GV50のUSB-Cポートは、充電、データ転送、ゲーム機との接続をひとつで全て対応になっているため、デバイスの拡張性が高いです。

メリットとしては、USB-C端子でさまざまな機能を持つため、複数のケーブルやポートを使い分ける必要がなくなり、デバイスの使用がシンプルになること。

Nintendo SwitchもUSB-C一本で接続ができるので、大きい充電ドックなどを使う必要もなくカンタンそのものです。

プロジェクターに接続する際は、DisplayPort Altモード対応ケーブルを使用してくださいね。

通常の充電ケーブルで接続すると映像が表示されないためです。


うちではよく人が集まるので、ゲームをやりますが、大画面でゲームを楽しめるのはやっぱりいいですね。

明るさが500ANSIルーメンと明るいうえに色が鮮やかなため、ゲームを快適に楽しめます。

ゲーム時は、画像設定を『ゲーム』にすることで、プロジェクター投影時にありがちな画像遅延も抑えられます。

スプラトゥーン3などの動きの速いゲームも大画面で快適にプレイできました。

BenQ GV50は、AirPlayやChromecastをサポートしているため、スマートフォンから直接コンテンツを投影することも可能です。

もちろんケーブルは不要。

手軽なワイヤレスストリーミングがカンタンに味わえるので、私はYouTubeを見るときに重宝している機能です。

50cmの落下耐性で、うっかり落としても安心

BenQ GV50は、50cmの落下衝撃に耐えられる本体設計で、他メーカーにはないBenQ独自のものです。

子供やペットがいる環境では、なにかの拍子でモバイルプロジェクターが倒れてしまったりしてヒヤヒヤすることはよくあります。

特に持ち運びが多いモバイルプロジェクターにおいて、耐落下性が高いと移動中にうっかり落としてしまった場合にも安心感が非常に高いと感じました。

ジョイスティックは一般的に突起物であるため、落下時の衝撃が加わりやすく、破損しやすいものです。

しかし、BenQ GV50のジョイスティックは、突起を限りなく抑えた設計により、落下時の損傷を防ぐよう工夫されています。

バッテリー内蔵!気軽にどこでもシアター

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BenQ GV50のバッテリー駆動時間は、動画再生時で150分(2.5時間)、Bluetoothスピーカーモードでは300分(5時間)となっています。

『最大18W出力のスピーカー』を搭載しているため、臨場感があり伸びやかなサウンドは、BenQ GV50ならではの特長と言えます。

モバイルバッテリーによる充電も可能で、推奨されるモバイルバッテリーの充電容量は30,000mAhです。

まとめ

BenQ GV50を使った印象としては、『寝落ち特化プロジェクター』として超進化していたこと。

BenQのアイデンティティーである『135°の回転機構』引き継ぎつつ、119,800円のプライスタグにふさわしい、画質・機能性・独自性を兼ね備えたものです。

BenQ GV50の特長

  • 自動補正&手動位置調整でドンピシャ投影が可能
  • レーザー光源で明るさと鮮やかさを強化
  • スリープタイマーなどベッドタイムに最適な機能搭載

中でも一番便利だと感じたのは、自動補正と手動での位置調整機能です。

天井のシーリングライトは通常、部屋の中央にあるため、自動補正がシーリングを検知すると、自動フィット機能によって予想より画面が小さくなったり、意図しない場所に投影されることがよくあります。

しかし、この機能のおかげで、本体を動かしたり角度を変える手間がなくなり、思い通りの位置とサイズで投影できるのは快適そのもの。

ナイトシフトモードは色合いも目に優しいもので非常にリラックスできますし、スリープタイマーと併用することで、そのまま寝落ちしても快適な睡眠が得られました。

BenQ GV50は、モバイルプロジェクターの中でも天井投影に超特化したモデルへと進化し、他のメーカーでは得られない使い勝手と満足感を得られる、まさに唯一無二のモバイルプロジェクターと言っても過言ではありません。

動画でも詳しくレビューしています↓↓

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