今日はすこぶるご機嫌。
体調もいい。
財布にも余裕がある。
でも…
充電ケーブルだけ、忘れた。。。
そんな『もったいない日』を救ってくれるのが、今回紹介するAnkerのケーブル内蔵モバイルバッテリーです。
こんにちは!
りくガジェのりくぴいです。@rikupii_gadget
今回レビューするのは、Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)。

ONE PIECEに登場するロロノア・ゾロしか思いつかない名前ですが、
実際に使ってみると、印象はまさに——
爆速 × 高性能 × 安い。
それでは、徹底的にレビューしていきましょう!
まずはスペックをおさらい
USB-Cケーブル内蔵&PD対応!Zolo Power Bankの実力まとめ

Zolo Power Bank(10000mAh, 30W, USB-C内蔵)は、PD対応で最大30Wの急速充電ができるうえに、パススルー充電にも対応。
後述する2モデルと比べても、
「リーズナブルモデルの安さ」と「ハイエンドモデルの機能性」——
その“いいとこ取り”をうまく実現した、バランスのいいモバイルバッテリーです。
Ankerモバイルバッテリー【3モデル比較】どれがベスト?用途別に違いを解説!
![]() Power Bank (10000mAh, 22.5W) | ![]() Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル) | ![]() Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion) | |
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容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 9,600mAh |
サイズ | 約114 x 71 x 16mm | 約109 x 65 x 25mm | 約108 x 51 x 31mm (プラグ部を除く) |
重量 | 約200g | 約212g | 約250g |
PD対応 | × | 〇 | 〇 |
同時充電 出力 | 3台 | 3台 | 2台 (自動分配) |
パススルー | × | 〇 | 〇 |
価格 | 3,490円 | 3,990円 | 14,990円 |
詳細レビュー | 公式サイト | 詳細レビュー |
【最薄】Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)との比較

3モデルの中で最も「薄い」のが、Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)。
厚さわずか17mmで、ポケットやカバンに入れてもかさばらず、持ち運びにも非常に便利です。

PDには非対応ですが、実測で約14.7Wの出力があるため、「最速でなくてもOK」という方には十分な性能。
複数ポートを同時に使う場合は最大15Wに制限されますが、スマホ+ヘッドホン+Apple Watchなどの小型デバイスであればしっかり充電できます。
なお、パススルー充電には非対応のため、本体とスマホを同時に充電することはできません。
価格は3,490円と非常に手頃。
セール時には2,000円台で購入できることもあり、コスパ重視の方には実用性の高い一台です。

【プラグ付き】Anker Prime Power Bank(9600mAh, 65W)との違い

コンセントにそのまま挿して使える「Anker Prime Power Bank(9600mAh, 65W)」。
最大出力65Wに対応しており、MacBook Pro 13インチ(M1/M2)も余裕で充電できる、パワフルなプラグ付きモバイルバッテリーです。

Anker独自の「GaNPrime」技術を採用しており、複数のデバイスを同時に接続しても、それぞれに最適な電力を自動で振り分けてくれるのが特長。

また、パススルー充電にも対応しているため、モバイルバッテリー本体とスマホを同時に効率よく充電できるのも大きな魅力です。
価格は14,990円とやや高めですが、それに見合うだけの高出力・多機能設計が詰め込まれており、満足度の高いモデルといえるでしょう。
ただし、ケーブルは内蔵されていないため、別途ケーブルを持ち歩く必要があります。

【PD対応】Anker Zolo Power Bankの優位点

Zoloモデルの最大のメリットは、PD対応 × USB-Cケーブル内蔵という点。
最大30W出力に対応しており、スマホはもちろん、MacBook Air(M1/M2)やiPad、モバイルプロジェクターの充電も可能。
幅広いデバイスに対応できる、汎用性の高いモデルです。

さらに、「Anker Prime Power Bank(9600mAh, 65W)」と同様にパススルー充電にも対応しているため、本体とスマホを同時に充電できるのも嬉しいポイント。
5,990円の同じ30W出力モデル「Anker Power Bank(10000mAh, 30W)」はパススルー非対応のため、この点はZoloの大きな進化といえるでしょう。
また、重量についても10,000mAh容量の部類では軽いので、持ち運び安いのもメリット。
このように、日常使いにちょうどいいバランス感を備えた一台として、非常に優秀なモデルです。
価格はブラックが税込3,990円からと、30W対応・ケーブル内蔵・パススルー対応モデルとしては破格。
セール時には3,500円前後で購入できることもあり、価格に対するパフォーマンスは抜群です。
Anker Zolo Power Bank 実機レビュー
付属品・パッケージ内容

付属品一覧
- Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)本体
- USB-C & USB-Cケーブル
- 取扱説明書
付属品は非常にシンプルで、USB-C & USB-Cケーブル(約32cm)と取扱説明書のみ。
ケーブルの長さは必要最低限といった印象で、持ち運びにはちょうどいいサイズ感です。

取扱説明書は多言語対応で、安全に関する注意事項などが記載されていますが、文字がかなり小さめ。
そのため、より見やすく確認したい場合は、Anker公式サイトに掲載されている取扱説明書のPDF版をチェックするのがおすすめです。
サイズ・重量・カラー展開


Zolo Power Bankのサイズは約109 × 65 × 25mm。重量は約212g。

重量は実測で217gでした。
缶コーヒー(185ml缶)とほぼ同じくらいの重さなので、毎日の持ち歩きでも負担に感じにくいサイズ感です。

ただし、厚さは25mmあるため、薄型モデルのように「手の中にすっぽり収まる」感覚は、 厚さ17mmのPower Bank(10000mAh, 22.5W)には一歩譲ります。
とはいえ、横幅がスリムなので、握ったときの「手になじむ感じ」はしっかり健在。
結果として、意外と持ちやすいモデルだと感じました。
カラーはブラックのほかにブルー・ホワイト・ピンクの4色となっており、ブラックが3,990円で、そのほかの色が4,490円と価格に違いがあります。
デザイン・充電ケーブルの使い勝手

外観はシンプルながらも、波紋状に広がる立体的なライン加工が施されており、デザインのアクセントになっています。

Zolo Power Bankの内蔵USB-Cケーブルは一方が固定されており、もう一方が本体に差し込んで固定するタイプ。
ロック機構はついていないものの、適度な硬さがあり、強く引っ張らない限りは不意に外れてしまうこともなさそう。
充電ケーブルには編み込みタイプを採用し、手触りの良さと耐久性を両立。
さらに、ブラッククロームメッキのパーツが上品な光沢を放ち、価格以上の高級感を感じさせてくれます。

充電コードは実測で25cm。
最初、少し短いのでは?と感じましたが、実際に使ってみると問題なく使えます。

特にスマホと重ねて使ってみると、コードが余らずスッキリしていてとても使いやすいです。
本体側のケーブル接続口も中央に配置されているため、スマホの充電ポートと位置が自然に合い、見た目にも使い勝手にも『気持ちよさ』を感じます。

デスクの上でも短めのケーブルがスッキリとした印象。
個人的には、充電ケーブルの編み込みタイプが高級感あってデスクでも映えると感じました。
残量表示ディスプレイの見やすさ

Zolo Power Bankのバッテリー残量は7セグ表示で表示され、明るく視認性が高いため、屋内外問わずパッと確認できるのが嬉しいポイント。
液晶のような繊細な表示はできませんが、この価格帯ではむしろコスパに優れた選択といえます。
低電流モード時には左上の緑色インジケーターが点灯し、充電中は右上のチャージインジケーターが点滅する仕組みになっています。

インジゲーターの大きさがもう少し大きいと視認性がよくなるとおもいますが、バッテリーの状態が一目で分かるため、使い勝手の面でも好印象です。
充電ポート

Zolo Power Bankの充電ポートは、本体に内蔵されたUSB-Cケーブルに加え、
USB-Cポートが1つ、USB-Aポートが1つ搭載されています。
特に、USB-Aポートがあると汎用性が高く、いざというときに便利です。
充電性能

Zolo Power Bank本体の充電は、内蔵ケーブル・USB-Cポートのどちらを使っても最大20Wに対応しており、約2.5時間でフル充電が可能です(※20W出力のUSB急速充電器を使用した場合)。
スマートフォンであれば、19.7Wで十分すぎる充電出力。
申し分ありません。

さらに、MacBook Airはもちろん、USB充電に対応したモバイルプロジェクターなどにも給電可能で、高い汎用性を感じました。

Zolo Power Bankの複数ポート使用時の合計出力は最大15Wとなるものの、3台同時にデバイスの充電が可能です。

iPhone15 【7.3W】

iPhone12 【5W】

ワイヤレスイヤホン 【0.9W】
3台同時充電時は、合計出力が15Wになるものの、スマホ2台+小型ガジェットであれぱ、不満なく充電可能です。
まとめ|Zolo Power Bankはこんな人におすすめ
爆速 × 高性能 × 安い。
正直、「Zoloって何者!?」って名前の印象とは裏腹に、めちゃくちゃ実力派のモデルでした。
「とにかく1台、間違いないモバイルバッテリーが欲しい」って方には、
このZolo Power Bank(10000mAh, 30W, USB-C内蔵)、かなりイイと思います。
安さ・性能・機能性の“いいとこ取り”をした、オイシイモデルといえます。
カラー展開も豊富なので、見た目にもこだわりたい方や、はじめてのモバイルバッテリーを探している方にもぴったりの一台です。