こんにちは!
おトク仕事人こと、りくぴいです。@rikupii_gadget
最近では物価の上昇がめざましいところですが、モバイルバッテリーでも同様です。
同容量モバイルバッテリーでもモデルが新しくなるごとに高機能になる反面、価格が高くなりがち。

今回レビューするのは、Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wです。
結論から言ってしまうと『安くて高性能なモバイルバッテリーが欲しい方は買うべきモデル』です。
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wをオススメするのはこんな人↓↓
- 安くて充電出力が高いモバイルバッテリーが欲しい
- 安い10000mAhモバイルバッテリーが欲しい
- 安くて安全なモバイルバッテリーが欲しい
PowerCore 10000 PD Redux 25Wの発売日は2021年9月と決して新しくありません。
しかし、3年経過した今でもAmazonだけでも毎月2,000個売り上げるモデルなのです。
人気の理由は、圧倒的なコスパのよさ・パワフルな充電出力があるため。
PowerCore 10000 PD Redux 25Wの最大出力は25WでAndroidスマホのPPS充電にも対応しています。
さすがにノートパソコンへの充電はできないものの、2台同時充電にも対応しているため、使い勝手も上々といえるものです。
今回は、2年間使用したAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wのメリット・デメリットを含めてしっかりレビューしていきます。
最新機種との比較も行いますので、最後まで見ていただけると幸いです。
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W 詳細・比較


PowerCore 10000 PD Redux 25Wのサイズは約107 × 52 × 27mmです。

iPhone15と並べてもコンパクトなのが分かります。
27mmの厚みはそれなりにボリュームを感じさせますが、細長いカタチのため手に持った時の収まりは非常によいものでした。
バッグなどの内ポケットにもスッといれやすいのは便利です。
モデル名 | Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W ![]() | Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) ![]() | Anker Power Bank (10000mAh, 30W)![]() |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 10,000mAh |
カラー | ブラック | ブラック ホワイト パープル | ブラック ホワイト ブルー パープル グリーン |
サイズ | 約107 × 52 × 27mm | 約114 x 71 x 16mm | 約99 x 52 x 26mm |
重量 | 約194g | 約200g | 約220g |
入力 | USB-C 最大18W | USB-C 最大20W | USB-C 最大18W |
出力 | USB-C 最大25W USB-A 最大22.5W 2ポート利用時 合計最大出力 最大 15W | USB-C ※最大22.5W USB-A ※最大22.5W (22.5W出力はHuawei機器のみ対応) 3ポート利用時 合計最大出力 最大 18W | USB-C 最大30W USB-A 最大22.5W 3ポート利用時 合計最大出力 最大 24W |
PD充電 | 〇 | × | 〇 |
同時充電 | 2台 | 3台 | 3台 |
パススルー充電 | × | × | × |
価格 | 3,990円 | 3,490円 | 5,990円 |
Amazon | Amazon価格をチェック | Amazon価格をチェック | Amazon価格をチェック |
分かりやすく10000mAhモバイルバッテリー同士で比較してみましょう。
PowerCore 10000 PD Redux 25Wは性能とコストのバランスに優れているモバイルバッテリーです。
液晶ディスプレイは非搭載かつ、本体の質感は質実剛健で控えめ。
見た目は今となっては地味ですが、製造コストが抑えられるため価格を安くすることができます。
PowerCore 10000 PD Redux 25Wの充電出力はPD・PPS対応最大25W。
PPS充電とは?
- デバイスが必要とする電力(電圧や電流)を細かく調整することで、充電速度を速めたり、バッテリーを保護する機能。PPS充電はデバイスに応じて電圧や電流をリアルタイムで変えられるため、デバイスが過熱したり、バッテリーの寿命が短くなったりするのを防ぎます。
スマホ・タブレットを充電するのには十分なパワーです。
Power Bank (10000mAh, 22.5W)はPD非対応モデルということを考えると、PowerCore 10000 PD Redux 25Wはコストのバランスに優れているモバイルバッテリーだといえます。

AndroidスマホにPPS充電は最強タッグだぜ
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wレビュー


以下では、2年間使用したPowerCore 10000 PD Redux 25Wの使用感を交えながら、詳しくレビューしていきます。
使ってよかったと感じた点は上記の3点です。
- 最大25Wの高出力で充電がはやい(AndroidデバイスはPPS充電に対応)
- ポケットにすっぽり収まるサイズ感
- 安全性が高い
PowerCore 10000 PD Redux 25Wの価格は3,990円と安いにも関わらず、性能と信頼性が高いことです。
以下で詳しく説明します。
最大25Wの高出力で充電がはやい


PowerCore 10000 PD Redux 25Wの最大出力は25Wで充電が非常にスピーディーです。
理由はPPSとよばれる、可変電圧制御で最適な急速充電サポートが行えるため。
PPSはSamsung・Google PixelをはじめとするAndroidスマホに対応しており、PD20Wを越える『超急速充電』を行えます。


Galaxy Z Flip5では1時間でフル充電が行えました。
PPS対応のAndroidスマホで、急いで充電したい時は非常に便利な機能といえます。


続いてiPhone 15の充電出力の計測です。


iPhone15シリーズはPPSに非対応ですが、最大20Wの高速充電が可能です。
30分の充電時間で0%から58%に充電できました。
- スマホを充電し忘れた朝
- 昼休みや移動中にサッと充電したいとき
- デートの前にスマートに充電したいとき
短時間でスマホに充電できるため、忙しい時こそ便利だなと感じますね。
PowerCore 10000 PD Redux 25Wは、チョイ挿し充電にも十分に対応可能な充電出力を持っているといえます。


PowerCore 10000 PD Redux 25Wは2ポート同時充電も可能です。
ただし、同時充電の最大出力は最大15Wに制限されます。


出力はデバイスのバッテリー残量に合わせて自動で出力調整される仕様です。
2台充電時の出力自体はさほど高くはありませんが、同時充電は使い勝手のよさにつながります。
なお、PowerCore 10000 PD Redux 25Wはパススルーには非対応でした(検証済み)。


USB-CポートにPD対応の充電器と充電ケーブルを使用すると、モバイルバッテリー本体を約3.5時間でフル充電できます。
手のひらにすっぽり収まるサイズ感


PowerCore 10000 PD Redux 25Wは、どこへでも気軽に持ち運べるモバイルバッテリーです。
持ち運びしやすいワケは、サイズが小さいうえに、フォルム自体に丸みを帯びているため。


丸みを帯びた形状は、手のひらや指のカーブに自然にフィットするため、持ちやすさにつながります。
また、角ばっていないため、ズボンのポケットに入れても圧迫感が少ない点がお気に入りです。



角がないから取り出すときに引っかかり感がない
10000mAh容量のモバイルバッテリーといっても、カタチはさまざま。


形状については、長さや幅を小さくするモデル・薄さに特化したモデルもさまざまです。
使用するシチュエーションや個々の好みもあるものの、手のひらにしっかり収まるモバイルバッテリーが欲しい方であれば、PowerCore 10000 PD Redux 25Wはオススメです。
安いのに安全性が高い


PowerCore 10000 PD Redux 25Wだけではないのですが、Ankerモバイルバッテリーすべてにおいて安全性の高さは世界中で高い評価を受けています。
Ankerモバイルバッテリーの安全性が高い理由
- 品質管理
- 多重保護機能
- ユーザーからのフィードバック活用
- リコール時のすばやい回収・修理告知
Ankerモバイルバッテリーは、製造工程で厳しい品質管理を行っています。
また、11の保護機能で常にモバイルバッテリーの状態をモニタリングしており、ショート・過充電など発火につながるのを未然に防いでくれます。
世界各国の安全基準もクリアしており、日本ではPSEマーク(電気用品安全法)を取得しており、国内での安全な使用が保証されています。
デザイン


最近のモバイルバッテリーは角ばったスクエアな形が主流。
また、さまざまな素材や加工で、高級感を持たせてあるデザインが多いです。
PowerCore 10000 PD Redux 25Wの表面に細かい溝加工が施してあり、マットな質感です。
指で触っても、ほとんど指紋が目立たない(つきにくい)のがいいですね。
最新機種と比べると、地味な印象ながら汚れ・傷に強いので普段の使用においてもストレスを感じにくいものでした。
容量


iPhone15をフル充電したときのLEDインジゲーターの残りは2個でした。
バッテリー残量LED点灯数 | バッテリー残量 |
---|---|
4個点灯 | 100~75% |
3個点灯 | 75~50% |
2個点灯 | 50~25% |
1個点灯 | 25~0% |
バッテリー残量をディスプレイのように数字で具体的に表示できないものの、10000mAhのバッテリー容量だとiPhone15であれば約2回、Galaxy S24であれば約1.8回が目安となります。
充電ポート


充電ポートは2つあり、USB-A・USB-Cケーブルが使用可能です。
低電力モード


- ワイヤレスイヤホン
- スマートウォッチ
- フィットネストラッカー
- Bluetoothキーボード
- スマートグラス
上記のような低電力デバイスには低電力モードで充電してください。
一部の小型デバイスは低電流での充電を必要とするため、通常のモードでは充電がストップする場合があります。
また、適切な電流で充電することは、デバイスのバッテリー寿命を延ばすことにもつながります。
低電力モードのやり方はバッテリー残量ボタンを2回連続で押すだけ。
一番右のLEDランプが青から緑に変わればOKです。
まとめ
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W を使った印象は、『安さと実力 今でも健在』です。
3,990円の安い価格ながらも、最大25Wの出力を備えているため、スマホにも最速で充電が行えます。
- 充電し忘れた朝
- 移動中
- 休憩・昼休み中
- デートの前
わずかな時間でもしっかり充電できるのは、忙しい日々の生活において『速さ』があると効率のよさにつながるもの。
私はPowerCore 10000 PD Redux 25Wを2年間使っています。
Ankerのモバイルバッテリーは製品自体の品質もしっかりしていますし、多重保護機能がついているため、長期に渡って使う上で安心感につながります。



