本記事は、テックウインド株式会社様より製品をご提供いただきましたが、これまで10脚以上のゲーミングチェアを組み立て・使用してきた経験をもとに、公平かつ正直な視点でレビューしています。
ファブリックって、こんな癒し系素材でしたっけ?
どうも、りくガジェのりくぴいです。@rikupii_gadget
今回レビューするのは、2026年2月25日に発売されたばかりの「AKRacing FAURA」。
AKRacingのチェアはこれまで何脚もレビューしてきましたが、
今回いちばん驚いたのは──
この新感覚の座り心地。
そして、このスエード調ファブリック。
正直、想像よりはるかに肌当たりが良く、長時間座ったときの快適さが、まるで別物。
なぜここまで違うのか。
気に入った点、気になった点も含めて、解説していきます。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓
FAURAのスペック

画像引用元:AKRacing公式サイト
| モデル | ![]() FAURA |
|---|---|
| 椅子の高さ | 124~130.5cm |
| 座面幅 | 53cm |
| 座面奥行 | 52cm |
| 座面厚さ | 14.5cm |
| 座面高さの調節幅 | 36~42.5cm |
| 地面からのアームレスト高さ | 59.5~73cm |
| 背もたれ高さ | 88cm |
| 脚部(ベース)最大幅 | 66cm |
| 荷重制限 | 150Kg |
| 本体重量 | 23Kg |
| 梱包時の重量 | 28kg |
| 箱の寸法 | 88 × 68 × 38㎝ *(W) x (D) x (H) |
| 市場想定売価 | 59,800円(税込) |
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FAURAのデザインレビュー|部屋になじむ落ち着いた質感

FAURAのデザインは全体的に落ち着いた色味で、部屋に自然となじむ印象です。 派手なゲーミングチェア感は控えめで、リビングや書斎に置いても違和感がありません。
カラーも自然系のトーンが中心なので、木目家具との相性もかなり良いと思います。
今回レビューしているカラーは深みのあるダークネイビーです。

張地

アームレスト

ステッチ
張地、アームレスト、ステッチにもベージュの差し色が入ることで立体感が生まれ、空間のアクセントとしてもしっかり映えます。
そして全体を通して感じたのが、スエード調ファブリック特有の、光の当たり方で表情が変わる素材感。
角度によって色味の見え方が変わる、起毛素材ならではの奥行きある質感です。

画像引用元:AKRacing公式サイト
ほかにもベージュ、ブラウン、インディゴの全4色展開なので、好みや部屋の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。

背もたれ上部には、背もたれ上部の穴(ハーネスホール)がないので、かなりシンプル。

ヘッドレスト周辺には、ヘッドレスト用とランバーサポート用それぞれの固定ループが配置されており、ベルトのズレを防ぎながら安定した位置で固定できる設計になっています。

脚部は無塗装仕様ですが、あえてツヤを抑えた仕上げにすることで、全体の上質感をより一層引き立てています。
キャスターにはPU素材を採用しており、柔軟性が高く床を傷つけにくい仕様です。さらにキャスター径が大きいため、カーペットに埋もれにくく、座ったままでもスムーズに移動できます。
結論:このチェアは「長時間座る人向け」

FAURAは、座る時間が長い人ほど価値を感じるチェアです。
理由はシンプルで、長時間着座の快適性を底上げする素材が使われているから。

それが、このスエード調ファブリックです。
表面が起毛していることで繊維のあいだに空気層が生まれ、熱がこもりにくく、蒸れにくい。
さらに起毛素材特有の軽いグリップが働くので、座っていても体が滑りにくく、姿勢が安定します。
実際、僕は平日は約5時間、休日は10時間ほど座って作業していますが、
長時間座っても作業効率が落ちにくくなった実感があります。
座り心地の差って、そのまま集中力に直結するもの。
だからこそこのチェアは、長時間座る人ほど“違い”をはっきり実感できるモデルだと感じました。
ちなみにファブリック素材は、PUレザーなどの合成皮革と比べて劣化しにくく、長く使えるという意味でも安心感があります。
実際の座り心地レビュー(本音)

FAURAの座り心地はちょっと予想外でした。
座った瞬間、フィット感がかなり良いんですよ。
ベースのクッション材は高密度ウレタンフォーム。

ポイントは、14.5cmある座面の厚さ。
座面が厚いと、座り心地の余裕がまったく違います。
一般的に10cm前後が標準、13cmくらいで厚めの部類。
ですので、14.5cmはかなり厚い仕様です。
クッションはソフト寄りで、座った瞬間に太ももやお尻の荷重がじわっと分散されていく感覚があります。

仕事で疲れて帰ってきたときに座ると、
思わず「はぁ…」ってなるくらい癒されます。
ただ、ソフト系クッションって座り心地はいい反面、長時間座ると姿勢が崩れやすくて、無意識に身体に力が入ってしまうことがあるんですよね。

でも、FAURAはそこが異なっていて、高反発ウレタンフォームが腰をしっかり支えてくれるので、姿勢が崩れにくい。
つまりこのチェアは
厚みのある柔らかさ+姿勢を保つ反発力
この両立で成立している座り心地です。
僕はこれまでAKRacingのチェアを何脚も使ってきましたが、この感覚は正直初めてで、かなり新鮮でした。

さらに良かったのが、張地のスエード調ファブリック。
しっとりした触感で肌あたりが優しく、座った瞬間の安心感がかなり高いです。
PUレザーでもない、一般的なサラサラ系のファブリックとも違う、本能に響くような独特の心地よさがあります。
長時間座る人ほど、この違いははっきり実感できると思います。
機能・構造
ここからは、実際に使って分かった機能面を見ていきます。
アームレスト

もっとも低い位置

もっとも高い位置
FAURAのアームレストは、高さ調整のみのシンプルな仕様です。
アームレストの高さは床から59.5〜73cmまで調整可能(調整幅13.5cm)。
一般的なデスク高(約70cm前後)にも合わせやすく、肩への負担を軽減できます。

実測で26.3cm × 9.5cmと、アームレスト上面はかなり広め。
肘がズレにくく、前腕まで自然に乗せられるので、長時間作業でも安定感があります。
アームレストの色も張地と同系色のベージュで統一されていて、見た目の完成度もしっかり高いです。
リクライニング

FAURAのリクライニング機能を使って、まず感じたのが、背もたれ幅が56.5cmとかなり広めに取ってあること。

リクライニング時には肩まわりにしっかりとした解放感があります。
同時に、肩まできちんと支えてくれるため、安定感も非常に高いです。
小柄な方から大柄な方まで対応できる、バランスの取れたサイズ感といえるでしょう。

リクライニング角度 90°

リクライニング角度 160°

リクライニング角度 180°
背もたれは、最大180°まで倒せるので、
作業 → 休憩 → くつろぎ
この3つを1台でこなせるのが、180°対応のメリットですね。

正直、160°でも十分休めます。
でも、24段階で最大180°まで倒せると、話は別。
その日の疲れ具合に合わせて微調整できるので、『ちょうどいい角度』をちゃんと作れるんですよね。
座面チルト

チルト機能 使用

チルト機能 未使用
FAURAはロッキング機能に加えて、座面チルト機構を搭載しています。
座面と背もたれの角度を保ったまま、座面だけ沈み込むので、 腰と太ももの負担を分散してくれます。
長時間座っていると、どうしても太ももの前側が疲れてきますが、 座面角度を変えてあげると、 太ももに集中しやすい荷重が背中や腰に分散される感覚がちゃんと分かります。

ON/OFFレバーは座面左下にあり、操作もシンプルで使いやすいものでした。
機能面で見ると、上位モデルのPremiumシリーズと同等レベルです。
ランバーサポート

FAURAのランバーサポートは大判で厚みがあるので、背骨ラインの奥までしっかり支えてくれる感覚がありますし、姿勢も維持しやすいです。

リクライニングしている時、薄いランバーだと体重をかけたときに沈んでしまうんですが、これは厚みがある分しっかり反発してくれるので、腰の支えが消えにくいです。
私は身長164cmと比較的小柄ですが、しっかりした大きさと反発力があるので、体格が大きい人でも十分支えられる余裕があります。
ヘッドレスト

FAURAのヘッドレスト、かなり出来いいです。
従来のコンパクトタイプは 「しっかり支える」感覚が強いのに対して、 これは“沿う”ようなフィット感が特長ですね。
このあたりは好みもあると思います。

カーブ形状が首の隙間をしっかり埋めてくれるので、頭を預けたときの安定感がかなり違います。
で、私が個人的に気に入っているのが、リクライニングしたときのフィット感。 首にピタッとくる形状かつ、クッションがモチッとしていて、体重をしっかり分散してくれる感覚があります。
さらに、スエード調ファブリックの肌当たりがかなり良くて、首まわりって意外と蒸れやすいんですが、長時間使っていても不快感が出にくいです。
あぐらのかきやすさ

FAURAは、座面形状がなだらかなので、あぐらをかいた姿勢でも違和感なく座れます。
座面幅が53cmとかなり広めで、サイドサポートの張り出しも低めなので、足を組んだり姿勢を崩しても窮屈感がありません。
その分、太もものホールド感はしっかりした張り出しがあるタイプよりは弱めですが、その代わり姿勢の自由度はかなり高いです。

一見フラットに見える座面なんですが、ゆるく傾斜がついていて、座ると自然と正しい位置に収まる設計になっています。
FAURAシリーズの足つき性

164cm 最も座面を低くした場合

164cm 最も座面を高くした場合
足つきに関しては、正直かなり意外でした。
想像していたより、ずっと良かったです。
座面は14.5cmと厚く、理屈上は足つきが悪くなりやすい設計。
実際、カタログを見た時点では、身長164cmの僕だとかかとが浮きそうだなと思っていました。
ところが、一番低い状態にしてみると、かかとはほとんど浮きませんでした。
ではなぜ足つきが良く感じたのか。
理由は、座面先端の形状。

このチェア、座面の端が丸みを帯びたラウンド形状になっています。
小柄な方だと、椅子によっては膝裏が押されて
- 太ももがしびれる
- 足が持ち上げられる
といった感覚が出やすいんですが、

このチェアは膝裏が当たる部分がなだらかにカーブしているので、脚のつっぱり感がかなり少ない。
だから数値上の座面高よりも、実際の体感足つきが良く感じられる設計になっているんだと思います。

153cm 最も座面を低くした場合

153cm 最も座面を高くした場合
身長153cmのモデルの場合、さすがにかかとは浮きます。

ただしフットレストを併用すれば足裏が安定するので、座り心地はしっかり確保できます。
デメリット
アームレストはシンプル仕様

FAURAの気になる点を挙げるなら、アームレストが高さ調整のみな点です。
3Dアームレストのように前後・左右・角度までは調整できないため、細かくポジションを詰めたい人には少し物足りなく感じるかもしれません。
ただしこれはコストカットというより、モデルコンセプトによる仕様だと思います。
実際、このチェアは座面の快適性や素材の質感にしっかりコストをかけている設計なので、操作系をあえてシンプルにしている印象があります。
そのため、細かい調整機能よりも座り心地そのものを重視したい人には、むしろ相性のいい仕様だと感じました。
まとめ
まとめると、このAKRacing FAURAは、チェアの多様化やニーズの変化にしっかり対応した、『まさに“今っぽい一脚”』だと感じました。
PUレザーでもない、一般的なファブリックでもない、このスエード調素材ならではの独特な質感。
さらに価格は抑えつつ、上位モデルと同等のチルト機構までしっかり備えています。
アームレストは高さ調整のみのシンプル仕様ですが、それを踏まえても、
これまでのチェアにはなかった「柔らかさ」と「支え」を両立した、新しい座り心地でした。
長時間作業をする人にとっては、かなり満足度の高い一脚になると思います。
動画でも詳しくレビューしています↓↓↓









