AKRacing Nitro V2レビュー!クッション性がよく疲れないゲーミングチェア

今回は、 AKRacing Nitro V2(ニトロ V2)を実際に使用してのレビューです。

Nitro V2はAKRacingゲーミングチェア商品ラインナップの中で、スタンダードな位置づけにあります。

Nitro V2の特徴

  • 適度なホールド感のあるシート
  • 座面クッション性の適度な沈み込み
  • 足つき性のよさ

Nitro V2は座面クッションは硬すぎず柔らかすぎない適度な沈み込みです。

ほどよくタイトな座面は着座時も正しい姿勢が維持できます。

高い集中力が必要になるゲームはもちろん、仕事・勉強にも最適です。

AKRacing Nitro V2のメリットは、48,283円というリーズナブルな価格でありながら、高機能・高耐久性であること。

そして、日本国内の代理店から『最長5年の保証』が受けられることの安心感が購入する上で高いメリットになります。

AKRacing Nitro V2はコスパと品質が非常に高いバランスで融合している、ベンチマーク的なゲーミングチェアいえるでしょう。

今回は AKRacing Nitro V2の詳細なレビューとともに、実際に使用して感じたメリット・デメリットも詳しく説明します。

メリットデメリット
作業姿勢のとりやすさ
作業姿勢のとりやすさ足つき性のよさ
耐久性の高さ
コスパと性能の高バランス
国内の代理店から最長5年の保証
PU素材特有の蒸れ
ゆったり感はやや少ない

この記事はテックウインド株式会社様より製品をご提供いただき、作成しています。


もくじ

AKRacing Nitro V2はどんな人に向いている?

  • ゲーム・PC作業にしっかり集中したい人
  • 足つき性のよさを求めている人
  • コスパのよいゲーミングチェアが欲しい人
  • 仕事・勉強にも使えるゲーミングチェアを探している人


AKRacingとは

AKRacingイメージ図

AKRacingは、揚州奥凱カー用品有限公司(扬州奥凯汽车用品有限公司)が展開するレーシング・ゲーミング・オフィスチェアのブランドです。

2000年に設立され、ゲーミングチェアの黎明期からの定番ブランドとしても有名。

数多くのクリエイティブデザイナーや熟練の専門家チームが開発・製造に関わったことで、デザイン性・品質ともにレベルの高さが特長です。

高品質なゲーミングチェアが国際的な展示会やゲームショーでの認知度を上げてきました。

現在、高品質な製品は多くの人々に評価され、究極のゲーミングチェアとしてだけでなく、オフィスやカフェなどの環境にも適した製品となっています。

日本においては、 テックウインド株式会社が代理店としてAKRacing商品を取り扱っています。

AKRacing Pro-X V2の概要

AKRacing各モデルラインナップ図解

AKRacingゲーミングチェアは高いクオリティーと高耐久性は共通で、各モデルごとにサイズや機能性に違いをもたせています。

 AKRacing Nitro V2の特長は以下の2点です。

  • 足つき性のよい座面で作業姿勢がとりやすい
  • 高機能・高耐久ながらもリーズナブル

AKRacing Nitro V2はラインナップ中でもっとも標準的なモデルになります。

アームレストは上下昇降のみとなるものの、『180°リクライニング』・『ロッキング機能』も備えており、機能性も充分です。

モデルNitro V2
レッド
ブルー
グリーン
オレンジ
ホワイト
椅子の高さ125.0 – 132.0cm
座面幅37cm
座面奥行51cm
座面厚さ10cm
座面高さの調整幅32~39cm
アームレスト高さ59㎝~73.5㎝
地面からのアームレスト高さの調節幅
背もたれ高さ92cm
荷重制限150Kg
正味重量25Kg
梱包時の重量28kg
箱の寸法88.5 x 68 x 38(cm)
*(W) x (D) x (H)



AKRacing Nitro V2のメリット


作業姿勢のとりやすさ

作業姿勢の取りやすさ図解

 AKRacing Nitro V2のメリットとして、ゲーム・PC作業はもちろん、勉強での使用にも最適です。

理由は AKRacingゲーミングチェアシリーズ中もっともタイトな座面幅。

適度な包まれ感により、しっかりと身体を支えてくれるため、長時間の作業も非常にラクです。

座面のゆとりのある他シリーズには、休憩時のリラックス度では劣るものの、作業姿勢のとりやすさではAKRacing Nitro V2が優れていると感じました。

足つき性のよさ

足つき性のよさ図解

足つき性に不安がある方にはAKRacing Nitro V2がオススメです。

足つき性のよさの理由は、最低座面高と座面の長さに関係があります。

最低座面工と座面の長さ関係図の図解

AKRacing Nitro V2は『10cmのクッションを含む43cmの最低座面高』『51cmの短め座面』を採用しており、深く座っても足が床につけやすいもの。

クッションについてもやわらかくしっかりと沈み込むタイプで足つき性の良さに貢献。

足つき性がいいチェアは姿勢を適切に保ち、作業効率の向上にも繋がります。

耐久性の高さ

高耐久性の図解

高いゲーミングチェアを買ったら、長く安心して使いたいですよね。

工業製品の耐久性と価格は比例するものです。

  • 設計
  • 素材
  • 耐久性試験

上記にどれだけコストがかけられるかで、製品の耐久性が決まります。

AKRACINGのゲーミングチェアはジャングルテスト・耐久性試験を行っています。

ベーシックモデルのAKRacing Nitro V2も価格は決して安くないものの、価格に裏付けされた高い耐久性があるのも事実です。

価格と性能のバランスが高い

価格と性能のバランス図解

AKRacing Nitro V2の価格は48,283円で、他ブランドゲーミングチェアの中でも平均的な価格です。

ゲーミングチェアに求めるものは人それぞれで異なるもの。

  • 座り心地
  • 機能性
  • コスパ
  • デザイン
  • 保証

70,000円以上のゲーミングチェアは、優れた座り心地と高い機能性が特徴ですが、コスパの悪さがデメリットです。

逆に、20,000円以下のゲーミングチェアは、コスパに優れてるぶん、機能性・耐久性などは妥協する部分もあります。

AKRacing Nitro V2は、48,283円というほどよい価格ながらも、『180°リクライニング』『ロッキング機能』も備えており機能性・保証などのバランスが非常に優れている点がメリットです。

国内の代理店から最長5年の保証

国内の代理店から最長5年の保証図解

ゲーミングチェアに限らず、自分のお金で購入したものは少しでも長く使いたいもの。

AKRacingゲーミングチェアは最長5年の保証期間を設けています(コラボモデルを除く)。

張地(レザー・クロス)の摩耗・劣化、昇降機構の故障についても1年間保証なので嬉しい部分です。

AKRacingが長期の保証をつけられるワケ

  • 高温多湿下での表皮の耐久性試験(ジャングルテスト)で10年相当のテストに合格
  • 正式な試験機関での17項目の品質試験合格

厳しい試験に合格しているからこそ、自信をもって最長5年の保証期間を設けることが可能なのです。

万が一の故障の時も国内のサポートデスクが対応してくれますので、安心して長く使えます。

AKRacing代理店 テックウインド公式サイトはコチラ↓↓↓



Nitro V2のデメリット

以下では、AKRacing Nitro V2のデメリット2点をお伝えします。

PU素材特有の蒸れ

デメリット1. PU素材特有の蒸れ図解

PU素材にありがちなデメリットとなのが「蒸れ」。

AKRacing Nitro V2も、蒸し暑い場所で使用すると蒸れやすいです。

ただし、AKRacing Nitro V2特有の蒸れではなく、PU素材を使用しているゲーミングチェア共通のデメリットといえるものです。

蒸れを防ぐための対策

  • 夏場であればエアコンを使用して温度・湿度を下げる
  • コットン(綿)素材の衣類を着用する

コットンには、湿度が高い状況では水分を生地内に吸収し、乾燥状況下では水分を放出するという“吸放湿性”に優れた特徴があります。

季節問わず、着心地もよいのでオススメです。

タイトな座面でゆったりとくつろぎにくい

デメリット1. タイトな座面でゆったりとくつろぎにくい図解

AKRacing Nitro V2はPro-X V2と比較すると、 ゆったり感がやや足りないと感じました。

その理由は以下の2つ。

  • タイトな37cmの座面幅
  • 短い51cmの座面長

作業姿勢に特化している座面だけあって、Pro-X V2のようなゆったり感がないのは事実です。

対策としては、フットレストやオットマンを使用すること。

足の位置を上げることで太ももにかかる荷重が分散されるので、180°リクライニングを併用して快適に休憩が可能です。

フットレストについて詳しく解説しています↓↓↓


Nitro V2レビュー

Nitro V2全体写真

写真を多めに使ってレビューしていきます。

今回提供していただいたNitro V2のカラーはレッドです。

マットな黒にアクセントカラーの赤が映えており、非常にスポーティーな印象。


Nitro V2ラインナップ写真

Nitro V2のカラーは レッド・ブルー・グリーン・オレンジ・ホワイトの計5色となっています。

座面・背もたれの配色部と脚部のカラーリングが揃えられていて、統一感あるのが印象的ですね。


表皮の質感

表皮の質感写真

Nitro V2の表皮は高耐久PUレザーを使用しています。

わかりやすく書くと、「合成皮革」ですね。

シボ(皺)のキメも細かく、見た目の質感も上質なものとなっています。

「安い」ゲーミングチェアにありがちな、黒ツヤ・チープ感はありません。


座り心地

座り心地図解

Nitro V2の座面厚さは10cmです。

クッションには高密度ウレタンを使用しています。

やわらかいだけのクッションは座り心地がよい反面、姿勢の維持が難しく、長時間の着座では腰が痛くなりがちです。


座っている写真

Nitro V2の座面はソフトな座り心地ながらも、高密度ウレタンのほどよい反発があり、正しい姿勢を保てます。

疲労感を大幅に減らし、3、4時間にわたるゲームプレイでも、身体への負担を感じることはほとんどありませんでした。


座面端のメリット図解

AKRacingゲーミングチェアの座面は、着座時に足の疲労感を軽減する工夫がこらしてあります。

秘密は座面端の形状にあります。


座面端の比較図解

座面端をカットすることで、ひざ裏の圧迫感を少なくしているんですね。

自然な位置に足が下せるので、座るだけで正しい着座姿勢へと導いてくれます。

Nitro V2の座面設計は長時間座ることで、効果を十分に体感できるでしょう。


背もたれ

背もたれ写真

スポーツカーを彷彿させるバケット形状の背もたれは、肩・背中周りを適度にホールドしてくれます。


Pro-X V2との背もたれ比較

Pro-X V2と比較すると、Nitro V2の方がホールド感は高い印象で、よりゲームやPC作業に集中するには適しています。


パイピング写真

シートカラーに準じたパイピングが与えられており、のっぺりと感じやすい背もたれに立体感を与えています。

Nitro V2の背もたれの厚さは6cm(実測値)。

背もたれを持ってチェアを引く際、背もたれのクッションが薄いために、フレームの存在感が目立つもの。

Nitro V2は背もたれ部分にも、高密度ウレタンを使用しており、手に持ったときのガッチリ感がしっかりしています。

りくぴい

安っぽく感じない


アームレスト

アームレスト写真

Nitro V2は昇降調整機能つきアームレストを採用しています。

アームレストの高さは、6段階14.5cmで調整可能です。

アームレスト上面のクッションはソフトPUで非常にやわらかいのが特長。


アームレスト比較写真

Pro-X V2の4Dアジャスタブルアームレストに慣れている私。

「さすがに不便か」と思いきや、いざ使ってみると、非常に使いやすくなっています。

使いやすい理由は、9cmの幅広アームレストのサイズで、ひじや腕を乗せるスペースがもともと広いため。

アームレストの細かい調整が不可能なものの、アームレスト形状はPro-X V2とまったく同じです。

快適性はPro-X V2同等と感じました。


アームレストの幅調節図解

座面裏のボルトを調整することで、アームレストを2.8cmほど内側に動かせます。

アームレストの幅が広いと感じた場合は、幅調整をしてみるのがオススメです。


ヘッドレスト

ヘッドレスト図解

ヘッドレストの表皮も座面・背もたれと同じ高耐久PUレザー製です。

PUレザーのよいところはメンテナンスのしやすさ。

首は肌に直接触れるところですから、常に清潔に保てるのは大きなメリットだといえます。


ヘッドレスト写真

首のカーブにヘッドレストがしっかりと沿っていますね。

高密度ウレタンの反発力も適度にあり、首をあずけた時にしっかりと首を支えてくれます。


ランバーサポート

ランバーサポート写真

ランバーサポートの形状はなだらかで、大きめのサイズです。

チェアに座る際は、お尻を最も奥まで押し込んで座ります。


着座時のランバーサポート写真

ランバーサポートを腰にフィットさせることにより、腰椎が確実に支えられられ、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。

大きめかつ、なだらかな形状のランバーサポートは、背骨のS字カーブをしっかりサポート。

ランバーサポートの形状やクッションの硬さについては、Pro-X V2と同じです。

ほどよい硬さとやわらかさが両立しており、腰痛持ちの私でも快適でした。


ロッキング機能

ロッキング使用時の写真

Nitro V2はロッキング機能つきです。

一定の範囲で座面と背もたれが一緒に前後に「ゆらゆら」と動き、リラックスしたりするのを助けます。


キャスター

キャスター写真

キャスターはPU製。

やわらかいためフローリング材を傷めにくくキャスターの転がし音も非常に静かです。

PUキャスターであれば、アパート・マンションで階下に響きやすいキャスター音に気を使わなくても済みますね。


Nitro V2の寝心地は?

寝心地の写真

Nitro V2のリクライニング角度は180度です。

10cm厚のクッションがしっかりと沈み込むことで、体重を上手に分散してくれます。

クッション厚13cmのPro-X V2はどちらかというとコシがある高級ベッドのような寝心地。

クッションの反発力・形状の違いから、両者の寝心地は明確に分かれていると感じました。

包み込まれるようなやさしい寝心地が好みな人は、Nitro V2がオススメと感じます。


Nitro V2は蒸れやすい?

蒸れやすさの写真

合成皮革に共通する悩みとして「蒸れやすい」ということ。

PUレザーは多少の通気性を持たせています。

Nitro V2も例外ではなく、エアコンが効いているいる環境下であれば、肌に張り付くような不快な感覚は皆無でした。

Nitro V2の耐久性は?

耐久性イメージ写真

テックウインド株式会社 公式ページ

AKRacingでは日本産業規格(JIS)に基づいて耐久性試験も実施済みです。

長く安心して使えるのがメリットです。

張地に使用しているPUレザーは、高温多湿環境下での耐久性試験で5年相当の使用でも表皮に劣化の発生なし。

試験基準図

テックウインド株式会社 公式ページ

Nitro V2の保証期間は?

保証イメージ図解

AKRacingの保証期間は最長5年間となっています。

張地(レザー・クロス)の摩耗・劣化、昇降機構の故障については1年間の保証となります。

ゲーミングチェアは高価です。

他ブランドと比較しても、長期間の保証が受けられるのは安心感につながります。

ゲーミングチェアは表皮・シリンダーなどの消耗部品は保証期間内であっても、保証対象外となる場合がほとんどです。

AKRacingを選ぶメリットは、張地(レザー・クロス)の摩耗・劣化、昇降機構等の消耗部品であっても、1年間の保証がついていること(加水分解による表皮の劣化も含む)

購入してからの安心感が得られる点は、AKRacingを選ぶメリットといえます。

まとめ

今回はNitro V2を実際に使用してレビューしました。

Nitro V2はAKRacingゲーミングチェアの中では標準的なモデルなものの、機能が充実しています。

Nitro V2のメリットは小柄な人でも足つき性がよく、長時間のゲーム・PC作業を快適に行えます。

そして、リーズナブルな価格ながらも、高機能・高耐久性であること。

AKRacing Nitro V2があれば、集中力を保ってくれる最良のパートナーになってくれること間違いなしといえます。

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もくじ